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イヨ、サラバ

一日一生〜胃なし生活の記録〜

嬉しいひとこと

2010年07月12日 | 術後1年~

外来化学療法18回目。
体重34.7kg。

毎回血圧も測る、上が90下が56。
いつもそんなものだが、こんなに低くていいんだろうか?
まぁ先生は何も言わないから大丈夫なんだろう。

血液検査の結果は特に問題なし。
貧血は、値は少し低いけれど大丈夫とのこと。
そして「そうだ、ビタミン注射しましょう」ということに。
胃を切除するとビタミンB12の吸収が悪くなり貧血を引き起こすそう。
なので年1回とか定期的にビタミンB12の投与が必要になる。

化学療法室で待っていると看護師さんが注射器を持って登場。
「じゃあお尻に注射しますね」
お尻に、というと筋肉注射?
とにかく肉のあるところにしないとなのでお尻か肩なんだそう。
でも私のお尻、肉ないからな。
そう言うと「そうですよねぇ」と私の肩の肉をつまんでみて
「肩でもいいんですけど」と結局肩にすることになった。
「痛いですよー」と言われたが、思ったほど痛くなく終了。

看護師さんも先生も、血液検査や点滴で針を刺すときは
「ちょっとチクッとしますよ」
予防接種や麻酔などの注射をするときは
「痛いですよ」 と言う。
確かに針を刺すんだから痛いことは痛い。
「痛くないですからね~」と言われるよりは
正直にこれから痛いことが起こると宣告された方が
心の準備もできるってことか。
「痛いけどちょっと頑張ってくださいね」ってことなんだろうし。

先生は相変わらず忙しいようで
薬が準備できて看護師さんが先生に声を掛けてから30分も待った。
別に待ち時間が長いのは毎度のことなので、その間に一眠り。

先生は針を刺すときにいつも何か話をする。
子供のこととか季節や行事のこととか
ちょっとでも気を紛らわすために気遣ってくれているんだろう。
今日は今拡張工事中の化学療法室の話で
「ここもっと広くなりますよ」 と。
「それも嬉しいような、
 そのときまで続けてるのも悲しいようなですけど」と言うと
「そうですよねぇ、そればっかりは。
 お腹の中開けて見られればいいんだけどね」と笑っていた。
確かに。
簡単に開け閉めできて痛くない
人体ファスナーみたいなものでもあったらいいのに。

夕食時、
「いつもは注射3コだけど今日は4コもしたんだ」と言うと
‘ぼんこ’が「えーっ」と驚いていた。
「どこ? ないよー」と刺したとろこに貼る絆創膏を探している。
もう剥がしちゃったからないよ。

昨日の昼食後、
テレビを見ていると競走馬や乗馬用の馬のマッサージ器が出て
胴体に巻いてマッサージすると血流が良くなり
リラックスして成績が良くなるらしい。
「おんまも大変だね~」と私が何気なく言うと
‘ぼんこ’が「おかあさんのほうが たいへんだよ」と。
なぜかと尋ねると
「だっておかあさんは おりょうりしたり おせんたくしたり
 ピッピ(パソコン)したりたいへんじゃん」

ありがとう。

そんな風に見ていてくれたなんて、お母さん嬉しい。
毎日なんとか頑張って生きてきてよかったわ。

でもお母さんはやっぱりおんまの方が大変だと思うよ。
人を乗せてあんな全力疾走するなんて…
お料理やお洗濯の方がずっと楽。

今日の夕食のじゃがいも料理は昨日のうま煮の残り汁を再利用。
細く切ったじゃがいもを煮てマーガリンを加えたら
甘辛じゃがバターの完成。
他はフライドフィッシュのハヤシライスと大根サラダ。
ここのところ雨が降ってちょっと涼しいので
あったかメニューが美味しい。

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