終盤誤認のところに書こうかと思ったのですが、それ以外にも使えそうなので、独立した記事として書くことにしました。
まず、人狼におけるロックとは。
対象について「こうである」と先入観を固めてしまい、強く思い込んでしまった状態を言います。
相手が狼だろうという思い込みは黒ロック。
相手が人間だろうという思い込みは白ロック。
他にも偽ロック、真ロック、狂ロック等々。
どれも考察する側にとってはありがちなことですけれども、それに陥ってしまうと、なかなか脱出するのは難しい。
また、それを「される側」にとっては、面倒なことこの上ないものです。
という訳で、ロックの解除について少し考えてみました。
どのロックにおいても共通するのが、
「結論ありきの考察は、“そう”としかならない」のです。
黒だろうと決めつけて見れば、どんな要素も黒く感じる。
逆もまた然り。
大事なのは、先入観を取り払い、対象をフラットに精査すること。
それをまず心がけてみるといいと思います。
●黒ロックについて
黒ロックは「相手を狼」と思い込んでしまっている状態です。
その推理が当たっていればいい。
でも、外れていた場合はミスリードともなり、人外の追従や後に自分がそれが原因で疑われる可能性もあります。
一度、冷静になって見直してみるのも大事と思います。
黒ロックの場合は、どうして相手が黒く感じるのか。
この分析が大事。
・自分への触れ方が気になる場合
あちこちで言う台詞ではあるのですが、「自分を疑ってくるからといって、人外とは限らない」のです。
狼はSGを作る。でも、村人とて間違った推理を披露することもあります。
「自分を疑っている。だから、狼」
この推理は、精度に難があります。
大事なのは自分を疑っていることではなく、その理由。
理由に納得がいくかどうか。
自分では判断できないようなら、周りの判断を仰いでもいい。
疑い理由を読み解く過程で、誤解が解ければ良し。
そうでない場合、相手が感情的になっていないか。
また、相手もロック状態に陥ってはいないか。
そういった部分を考えてみましょう。
他者視点で自分に黒要素がある可能性もありますので、そこも冷静に考えてみてください。
・視点漏れなど、単体黒い発言がある場合
私の経験上、狼っぽい視点漏れは、村人も平気でやらかします。
その発言以外で、黒いところはあるか。また、白印象はないか。
一ヶ所で考えを定めてしまわず、他の部分も判断してみましょう。
・自分と考えが違う場合
相手の考えに、根拠がしっかりとあるか。
また、それに筋が通っているか。
相手は、自分の考えをどう捉えているか。
相手と自分、どちらが間違っているかはわからない場合は、しっかり両方を精査してみましょう。
そして、やはり自分が正しいと思えば、相手と冷静に議論に臨んでみるのが一番かと思います。
状況的に、自分が正しいとわかっている場合。
相手が推理を間違えている村側なのか、状況誘導している狼なのか、相手の本気度と考察の思い込み具合を見て判断しましょう。
状況を説明して、相手にしっかりと伝える。
対象者だけではなく、周囲の説得も同時に行うことが大事です。
村には色んな考えの人がいます。
自分の考えが必ずしも正しい訳ではない。
村全体の主流となる考えはどうか。
また、相手が本気でそう考えているかどうか。
そういった判断も、また大事です。
・狼とラインがある場合
ラインは操作できます。
ねつ造の可能性。また、他の切れが作ったものである可能性。
それらもあわせて考えてみる必要があります。
また、序盤放置枠にあると、ラインが見づらくもなります。
村全体からもどう見られていたか。
そこも同時に判断しましょう。
・他に狼と思う相手がいない場合
白い狼なんてざらにいます。はい。
(見方はこういったところで解説しているとして)
消去法とは、いわば「単体黒い訳ではないけど…」という消極的な理由。
であればロックはせず、常に全体を見返すべき。
黒い要素があってロックするならばともかくとして、明確な理由がない状態でのロックは危険です。
そういう状況であれば、常に全体を精査するようにしましょう。
黒ロック全体で大事なのは、「相手が本当に狼か否か」です。
狼を当てているならばいい。
でも、そうではない場合、村にとっては損失となりかねます。
・相手の行動が狼として理にかなっているものかどうか
・その襲撃筋が、相手に有利に働いているかどうか
・自分以外の皆は、対象をどう評価しているか
・相手は自分の疑いに対し、どう反応しているか
・自分の疑いに対し、追従してきている相手はいないか
そういった部分もあわせ、判断してみましょう。
疑いを向けた時こそ、人間か狼かの判断材料が落ちたりもします。
また、自分がロックすることによって、狼が目くらましに使ったり、追従をしてくる可能性もあります。
自分が派手に動いている時こそ、狼がそれに紛れやすい状況です。
そこにも同時に注意を払ってみましょう。
●白ロックについて
相手が疑えないということは、結構あります。
ある意味黒ロックよりもたちが悪いですね……。
・相手に共感を覚えている場合
意見が近いと、疑えないことがあります。
その場合に気をつけることは、相手が追従をしていないか。
自分に意見をあわせている可能性を感じれば、注意は必要です。
また、自分が懐柔されていないか。
同意を示されると、人は安心を覚えるもの。
そういった心理的な操作に自分がかかっている可能性も、視野に入れる必要があります。
・白アピを拾っている場合
それが作れる範囲か否か。
また、自然に出てくるものであるか否か。
そういった部分の判断は必要。
作ったアピールである場合、それは差し引いて考えるべき。
・相手が自分を庇っている場合
懐柔の可能性を考えましょう。
客観視点で自分は白決め打てる状況であるかどうか。
「相手は自分の白黒を不安に思わないのか?」←これが大事。
誰しも白決め打つのには不安がつきまとうもの。
そういった不安が相手に見えるか。
また、自分に対してしっかり精査した過程があるかどうか。
白取ったポイントは納得がいくものであるかどうか。
そういった部分をなしにただ自分を庇うのであれば、相手に裏がある可能性もあります。
色を知っているのは、狼。これを忘れずに。
黒ロック・白ロック共通で。
どちらの場合も、大事なのは一点ではなく「積み重ね」です。
相手を「こう」と決めつけず、慎重に精査し直すこと。それが大事。
相手への印象を考えると、直近のものほど印象が強く、初期にとった要素は印象が薄れがち。
でも、どれも同じ要素なのです。
初日の自分の考察も読み返してみましょう。
また、対象の精査も、戻って行ってみましょう。
●役職真贋に絡むロックについて
真贋絡みのロックが生じる場合は、比較対象がいることになります。
役職真贋のロックは決め打ちの成否にも直結する部分でもあります。
慎重に行いたいものですね。
役職真贋を見るコツを纏めると、話が相当長くなりそうなので割愛させていただくとして……ま、まぁ見てみたいという人がいれば、機会があればそのうち。
(霊真贋は得意だけど、私自身あまり占い真贋は得意ではなかったり。修行します)
役職真贋を見る場合、対抗が必ずいます。
どちらかを真と決め打つ場合、それは対抗を相対的に偽決め打ってしまうことにもなる。
ただ、相対評価での偽決め打ちは、ミスの可能性もかなりあります。
信用勝負で大事なのは、「偽ではないこと」です。
真らしい振る舞いは、スキル次第で作ることができる。
「片方が真らしい」で判断を止めず、同時に「もう一方が偽として納得がいくか」も合わせて見る必要があります。
●まとめ
ロック解除で大事なのは、やはり先入観を持たないこと。
これにつきます。
自分一人で判断がつかない場合は、周囲の人に聞いてみましょう。
まわりがどういう考察を出しているか。
また、自分の行動をどう見ているか。
周囲から自分がロック状態と見られているようであれば、一度立ち止まってみるといいかと思います。
誰が味方かはわからずとも、進行中の村には、人外の数以上に味方がちゃんといるのです。
その人々の判断も、頼ってみましょう。
なんだかうまくまとまりませんでした……。
必要に応じてちまちま手直しします。
まず、人狼におけるロックとは。
対象について「こうである」と先入観を固めてしまい、強く思い込んでしまった状態を言います。
相手が狼だろうという思い込みは黒ロック。
相手が人間だろうという思い込みは白ロック。
他にも偽ロック、真ロック、狂ロック等々。
どれも考察する側にとってはありがちなことですけれども、それに陥ってしまうと、なかなか脱出するのは難しい。
また、それを「される側」にとっては、面倒なことこの上ないものです。
という訳で、ロックの解除について少し考えてみました。
どのロックにおいても共通するのが、
「結論ありきの考察は、“そう”としかならない」のです。
黒だろうと決めつけて見れば、どんな要素も黒く感じる。
逆もまた然り。
大事なのは、先入観を取り払い、対象をフラットに精査すること。
それをまず心がけてみるといいと思います。
●黒ロックについて
黒ロックは「相手を狼」と思い込んでしまっている状態です。
その推理が当たっていればいい。
でも、外れていた場合はミスリードともなり、人外の追従や後に自分がそれが原因で疑われる可能性もあります。
一度、冷静になって見直してみるのも大事と思います。
黒ロックの場合は、どうして相手が黒く感じるのか。
この分析が大事。
・自分への触れ方が気になる場合
あちこちで言う台詞ではあるのですが、「自分を疑ってくるからといって、人外とは限らない」のです。
狼はSGを作る。でも、村人とて間違った推理を披露することもあります。
「自分を疑っている。だから、狼」
この推理は、精度に難があります。
大事なのは自分を疑っていることではなく、その理由。
理由に納得がいくかどうか。
自分では判断できないようなら、周りの判断を仰いでもいい。
疑い理由を読み解く過程で、誤解が解ければ良し。
そうでない場合、相手が感情的になっていないか。
また、相手もロック状態に陥ってはいないか。
そういった部分を考えてみましょう。
他者視点で自分に黒要素がある可能性もありますので、そこも冷静に考えてみてください。
・視点漏れなど、単体黒い発言がある場合
私の経験上、狼っぽい視点漏れは、村人も平気でやらかします。
その発言以外で、黒いところはあるか。また、白印象はないか。
一ヶ所で考えを定めてしまわず、他の部分も判断してみましょう。
・自分と考えが違う場合
相手の考えに、根拠がしっかりとあるか。
また、それに筋が通っているか。
相手は、自分の考えをどう捉えているか。
相手と自分、どちらが間違っているかはわからない場合は、しっかり両方を精査してみましょう。
そして、やはり自分が正しいと思えば、相手と冷静に議論に臨んでみるのが一番かと思います。
状況的に、自分が正しいとわかっている場合。
相手が推理を間違えている村側なのか、状況誘導している狼なのか、相手の本気度と考察の思い込み具合を見て判断しましょう。
状況を説明して、相手にしっかりと伝える。
対象者だけではなく、周囲の説得も同時に行うことが大事です。
村には色んな考えの人がいます。
自分の考えが必ずしも正しい訳ではない。
村全体の主流となる考えはどうか。
また、相手が本気でそう考えているかどうか。
そういった判断も、また大事です。
・狼とラインがある場合
ラインは操作できます。
ねつ造の可能性。また、他の切れが作ったものである可能性。
それらもあわせて考えてみる必要があります。
また、序盤放置枠にあると、ラインが見づらくもなります。
村全体からもどう見られていたか。
そこも同時に判断しましょう。
・他に狼と思う相手がいない場合
白い狼なんてざらにいます。はい。
(見方はこういったところで解説しているとして)
消去法とは、いわば「単体黒い訳ではないけど…」という消極的な理由。
であればロックはせず、常に全体を見返すべき。
黒い要素があってロックするならばともかくとして、明確な理由がない状態でのロックは危険です。
そういう状況であれば、常に全体を精査するようにしましょう。
黒ロック全体で大事なのは、「相手が本当に狼か否か」です。
狼を当てているならばいい。
でも、そうではない場合、村にとっては損失となりかねます。
・相手の行動が狼として理にかなっているものかどうか
・その襲撃筋が、相手に有利に働いているかどうか
・自分以外の皆は、対象をどう評価しているか
・相手は自分の疑いに対し、どう反応しているか
・自分の疑いに対し、追従してきている相手はいないか
そういった部分もあわせ、判断してみましょう。
疑いを向けた時こそ、人間か狼かの判断材料が落ちたりもします。
また、自分がロックすることによって、狼が目くらましに使ったり、追従をしてくる可能性もあります。
自分が派手に動いている時こそ、狼がそれに紛れやすい状況です。
そこにも同時に注意を払ってみましょう。
●白ロックについて
相手が疑えないということは、結構あります。
ある意味黒ロックよりもたちが悪いですね……。
・相手に共感を覚えている場合
意見が近いと、疑えないことがあります。
その場合に気をつけることは、相手が追従をしていないか。
自分に意見をあわせている可能性を感じれば、注意は必要です。
また、自分が懐柔されていないか。
同意を示されると、人は安心を覚えるもの。
そういった心理的な操作に自分がかかっている可能性も、視野に入れる必要があります。
・白アピを拾っている場合
それが作れる範囲か否か。
また、自然に出てくるものであるか否か。
そういった部分の判断は必要。
作ったアピールである場合、それは差し引いて考えるべき。
・相手が自分を庇っている場合
懐柔の可能性を考えましょう。
客観視点で自分は白決め打てる状況であるかどうか。
「相手は自分の白黒を不安に思わないのか?」←これが大事。
誰しも白決め打つのには不安がつきまとうもの。
そういった不安が相手に見えるか。
また、自分に対してしっかり精査した過程があるかどうか。
白取ったポイントは納得がいくものであるかどうか。
そういった部分をなしにただ自分を庇うのであれば、相手に裏がある可能性もあります。
色を知っているのは、狼。これを忘れずに。
黒ロック・白ロック共通で。
どちらの場合も、大事なのは一点ではなく「積み重ね」です。
相手を「こう」と決めつけず、慎重に精査し直すこと。それが大事。
相手への印象を考えると、直近のものほど印象が強く、初期にとった要素は印象が薄れがち。
でも、どれも同じ要素なのです。
初日の自分の考察も読み返してみましょう。
また、対象の精査も、戻って行ってみましょう。
●役職真贋に絡むロックについて
真贋絡みのロックが生じる場合は、比較対象がいることになります。
役職真贋のロックは決め打ちの成否にも直結する部分でもあります。
慎重に行いたいものですね。
役職真贋を見るコツを纏めると、話が相当長くなりそうなので割愛させていただくとして……ま、まぁ見てみたいという人がいれば、機会があればそのうち。
(霊真贋は得意だけど、私自身あまり占い真贋は得意ではなかったり。修行します)
役職真贋を見る場合、対抗が必ずいます。
どちらかを真と決め打つ場合、それは対抗を相対的に偽決め打ってしまうことにもなる。
ただ、相対評価での偽決め打ちは、ミスの可能性もかなりあります。
信用勝負で大事なのは、「偽ではないこと」です。
真らしい振る舞いは、スキル次第で作ることができる。
「片方が真らしい」で判断を止めず、同時に「もう一方が偽として納得がいくか」も合わせて見る必要があります。
●まとめ
ロック解除で大事なのは、やはり先入観を持たないこと。
これにつきます。
自分一人で判断がつかない場合は、周囲の人に聞いてみましょう。
まわりがどういう考察を出しているか。
また、自分の行動をどう見ているか。
周囲から自分がロック状態と見られているようであれば、一度立ち止まってみるといいかと思います。
誰が味方かはわからずとも、進行中の村には、人外の数以上に味方がちゃんといるのです。
その人々の判断も、頼ってみましょう。
なんだかうまくまとまりませんでした……。
必要に応じてちまちま手直しします。