今回は、ヨーロッパは交渉のテーブルから締め出され、重要な人物は誰も気にしていない、というテーマで、最近読んだ論考を、概略紹介したいと思います。 (この動画は、世界の、異論・反論、様々な立場での論考を紹介するものであり、必ずしも私の個人的な立場を反映するものではないことを、ご留意ください。)
ヨーロッパはもはやテーブルに座る場所がない。それだけだ。
マルコ・ルビオ国務長官とロシアのセルゲイ・ラブロフ外相がサウジアラビアで東ヨーロッパの将来について交渉している。
パリ、ブリュッセル、ベルリンではこの件について大騒ぎになっているが、重要な人物は誰も本当に気にしていない。
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、米国に対抗する勢力を築こうと、フランス筋によると「主要なヨーロッパ諸国」の会合を招集した。
このグループには、フランス、イギリス、ドイツ、イギリス、イタリア、ポーランド、スペイン、オランダ、デンマークのほか、NATO事務総長、欧州理事会および欧州委員会の議長も含まれている。
統一が必要な時に、エリゼ宮の大統領が「主要」国と「それほど主要でない」国をつくってヨーロッパをさらに分断しようと決めた理由は謎だ。
当然ながら、後者の国のメンバーは非常に動揺している。チェコ共和国とルーマニアはウクライナの戦争努力を最も強く支持する2カ国であり、プラハとブカレストの指導者たちはなぜ自分たちが招待されなかったのか困惑している。
ヨーロッパで「厄介者」としてよく叱責されるハンガリーは、さらに一歩踏み込み、パリでの会議を「負け犬クラブ」の集まりと表現した。
自分の誤りに気づいたマクロン氏は、今やEU加盟国とカナダを追加して2回目の緊急会議を急いで招集した。
外交上の緊張を招かずに会議を調整することさえできないEUの能力がますます低下していることは多くを物語っており、統一についてあれこれ言われているにもかかわらず、フランスやドイツなどの国がEUを自らの野望の手段として利用しようとしていることを明らかにしている。
しかし、最悪のコメントは、現欧州委員会委員長のウルズラ・フォン・デア・ライエン氏の発言だった。 「欧州の安全保障は転換点を迎えている」。
いや、その転換点は3年前に起きたのだが、残念ながら欧州のほぼ全員が転換を拒否した。2022年に起きるはずだったが、残念ながら起きなかったことについて、反事実的な歴史を見てみよう。
マクロン氏やフォン・デア・ライエン氏のような人物が私たちをそこに導いたために、私たちはこの混乱に陥っている。事態がどう変わればよかったのか、・・・・・
詳細に興味がある方は、以下の動画を視聴ください。
https://youtu.be/w6GweS_gRvw