今回は、ロシアと中国を「分離」させる賢い方法、というテーマで、最近読んだ論考を、概略紹介したいと思います。 （この動画は、世界の、異論・反論、様々な立場での論考を紹介するものであり、必ずしも私の個人的な立場を反映するものではないことを、ご留意ください。）
冷戦中、中国とロシアの緊張を悪化させたのは、アメリカのアメではなくムチであり、同様の圧力戦術は今日でも有効だろう。
2024年10月、当時大統領候補だったドナルド・トランプは、「絶対に起こってほしくないことは、ロシアと中国が決して統合されないことだ…私はロシアと中国を分離させなければならないだろうし、それもできると思う。ロシアと中国を分離させなければならない」と述べた。
現在、トランプ大統領の最近のロシアに対する外交的働きかけの急増と、ワシントンとキエフの間に広がる明らかな亀裂は、モスクワを北京から遠ざけようとするアメリカの取り組みの第一歩かもしれない。
欠点はあるものの、ロシアを和解させて中国から引き離すという考えは戦略的に理にかなっている。これは、北京とモスクワの「準同盟」と呼ばれる関係を弱めるのに役立つと同時に、ワシントンが中国との競争に注意と資源を集中させることを可能にするだろう。
これは、1970年代初頭にモスクワを孤立させるために北京との和解を促進したヘンリー・キッシンジャーの冷戦時代の功績とは逆になるだろう。しかし、現在の状況では、中国とロシアの間に亀裂を生じさせることに成功する見込みは低く、試みるコストは高い。
歴史に根ざし、モスクワと北京の両方に圧力をかけるという別のアプローチは、成功の可能性を高め、関連するコストを下げるだろう。・・・
詳細に興味がある方は、以下の動画を視聴ください。
https://youtu.be/EORoc9wDHTA
