3日前の齋藤飛鳥さんの卒コン記事の最後に「いと高き月の恩寵がありますように」というフレーズを使ったのですが、実はこのフレーズ、昔読んだ漫画に出ていたことばでした。
ヴァンパイア十字界(城平京)
[あらすじ]Wikipediaより
遠い昔、夜の国の至高のヴァンパイア王は、あまりの強さから人間だけでなく同族からも恐れられた。そしてついには愛する女王を人質にとられ、王は処刑されることとなる。しかし、それに狂乱した女王は自分でも知りえなかった秘めた魔力を暴走させ世界を崩壊の危機へと追い込んでしまう。人々はかろうじて女王を世界のどこかに封印するが、王はそれに怒り、自ら夜の国を滅ぼしてしまう。
女王を助け出すために、王は封印をめぐって同族や人間たちと果てのない戦いを続けていく。最後のヴァンパイア王「ローズレッド・ストラウス」は、守るべき国も民も捨てて封印を探す放浪を、千年以上も続けている…。ただ、愛する女王「アーデルハイト」を取り戻すために。[あらすじ終了]
2007年2月に最終話の発表ということなので、もう16年も前の作品になるんですね。
あらすじ通り、設定はややSFや異世界チックだし、絵も少年誌掲載にも関わらず、ちょっと少女漫画寄りの作画で、特に激しい戦闘シーンの描写はうまいとは言えません。
この辺りは人によって好き嫌いが分かれそうではあります。
ネタバレは避けたいので、ここではもやっとしたことしか書けませんが、ストーリーはとても考えさせられるもので、主要登場人物それぞれの心情を想像せざるを得ません。
その中でも主人公のヴァンパイア王が背負った業は想像を絶するもので、読み進めていくうちに、読者の誰もが絶句すると思います。
3転4転するストーリーとその度に明らかになっていく真実によって、やがてすべてが明らかになります。
その上で主人公と周りの登場人物が下すそれぞれの決断を見届けで欲しいです。
この漫画は絶賛する読者が多いのですが、それだけにネタバレストーリーがネットにもあふれているので、あまり情報を集めずに、まず読んでみていただきたいです。
Amazon kindleでは1巻430円程度、ペーパー版はほぼ中古しか入手できないと思いますが、その分お安く、全9巻セットでも1,000円未満で購入できます。
前半は謎が増える展開が多いので、折り返しになる4,5巻あたりから俄然ストーリーが加速します。
できればそこまで読んでから最後まで読むか、止めるかを決めてもらいたいと思います。
最後に、冒頭に話した「いと高き月の恩寵がありますように」に込められた想いの強さは最終巻まで読んだ方なら理解していただけると思います。
ぜひ手に取ってみてください。
[補足情報]
作者の城平京さんは、後に「絶望のテンペスト」や最近では「虚構推理」なども発表されています。
ヴァンパイア十字界(城平京)
[あらすじ]Wikipediaより
遠い昔、夜の国の至高のヴァンパイア王は、あまりの強さから人間だけでなく同族からも恐れられた。そしてついには愛する女王を人質にとられ、王は処刑されることとなる。しかし、それに狂乱した女王は自分でも知りえなかった秘めた魔力を暴走させ世界を崩壊の危機へと追い込んでしまう。人々はかろうじて女王を世界のどこかに封印するが、王はそれに怒り、自ら夜の国を滅ぼしてしまう。
女王を助け出すために、王は封印をめぐって同族や人間たちと果てのない戦いを続けていく。最後のヴァンパイア王「ローズレッド・ストラウス」は、守るべき国も民も捨てて封印を探す放浪を、千年以上も続けている…。ただ、愛する女王「アーデルハイト」を取り戻すために。[あらすじ終了]
2007年2月に最終話の発表ということなので、もう16年も前の作品になるんですね。
あらすじ通り、設定はややSFや異世界チックだし、絵も少年誌掲載にも関わらず、ちょっと少女漫画寄りの作画で、特に激しい戦闘シーンの描写はうまいとは言えません。
この辺りは人によって好き嫌いが分かれそうではあります。
ネタバレは避けたいので、ここではもやっとしたことしか書けませんが、ストーリーはとても考えさせられるもので、主要登場人物それぞれの心情を想像せざるを得ません。
その中でも主人公のヴァンパイア王が背負った業は想像を絶するもので、読み進めていくうちに、読者の誰もが絶句すると思います。
3転4転するストーリーとその度に明らかになっていく真実によって、やがてすべてが明らかになります。
その上で主人公と周りの登場人物が下すそれぞれの決断を見届けで欲しいです。
この漫画は絶賛する読者が多いのですが、それだけにネタバレストーリーがネットにもあふれているので、あまり情報を集めずに、まず読んでみていただきたいです。
Amazon kindleでは1巻430円程度、ペーパー版はほぼ中古しか入手できないと思いますが、その分お安く、全9巻セットでも1,000円未満で購入できます。
前半は謎が増える展開が多いので、折り返しになる4,5巻あたりから俄然ストーリーが加速します。
できればそこまで読んでから最後まで読むか、止めるかを決めてもらいたいと思います。
最後に、冒頭に話した「いと高き月の恩寵がありますように」に込められた想いの強さは最終巻まで読んだ方なら理解していただけると思います。
ぜひ手に取ってみてください。
[補足情報]
作者の城平京さんは、後に「絶望のテンペスト」や最近では「虚構推理」なども発表されています。
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