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紀の川市 友好都市間活動報告②<中国山東省濱州市>

2023-01-27 11:34:41 | 日記

牛の文化を彫刻に刻み込む『濱州楊信 牛骨彫刻』は中国美の世界へいざなう

 

今年、山東省濱州市にある陽信県は積極的に、陽信の物語と声を発信しています。 紀の川市は、和歌山県との友好都市として交流を深めてきました。 中でも陽信県は、陽信牛骨彫りや牛骨筆などの文化創作品を和歌山県紀の川市に贈り、地元の方々に中国の伝統文化への理解を深めてもらいました。

牛骨彫りは、牛の骨のさまざまな部分を材料として、デザイナーがさまざまなスタイルの模様をデザインし、手作業で精巧な彫刻を施して仕上げる伝統的な工芸技術です。 彫師たちは知恵と技術を駆使して、象牙彫刻に次ぐ芸術的効果を持つ、精巧で生き生きとした人物、花、鳥などの彫刻を作り出します。 陽進ならではの資源として、彫刻産業にとってユニークで有利な条件を提供しています。

陽信は畜産業が盛んな県として知られ、牛の屠殺量と牛肉製品の純加工量は中国でもトップクラスです。 近年、「牛」経済は陽信県の総合的な産業チェーンを形成し、特に牛骨彫刻の加工は、循環型経済の発展を促進するだけでなく、農村文化の建設、雇用の解決、精密な貧困緩和などの面でも積極的な役割を果たしました。

この創造的な文化交流を通じて、和歌山県紀の川市民の中国伝統文化への理解を深めていただき、両地の交流を深め、両市の発展ニーズに合った特色ある協力と交流の道を切り開くことを期待しています。


紀の川市 友好都市間活動報告③<中国山東省濱州市>

2023-01-26 14:49:12 | 日記

濱州市恵民県のご紹介 民俗文化と数百年の歴史を持つ荘園

 濱州市は2008年から日本の紀の川市と姉妹都市提携を結び、文化や観光などさまざまな分野で交流と協力を進めています。国家AAAA級景勝地に指定された濱州魏氏荘園は、双方の観光協力を深め日本人観光客を魅了しております。

 魏氏荘園は清朝時代の城郭型住居荘園で、代表的な建築遺産であると同時に、中国三大荘園のひとつに数えられています。修徳堂・徙義堂・福寿堂の三棟からなり、面積は32,543平方メートル、総戸数は約100戸、城の上に建ちとても立派です。 中でも、広場、池、花園、祠堂などから構成された最も有名な樹徳堂は、とても状態良く維持されています。

 魏氏荘園は青レンガの中国古代の建築様式の塀で囲まれ、城門、城門楼、馬面などがございます。荘園に入ると、すべての建物は緑のレンガタイルでできており、曲がりくねった小道でつながっています。 荘園の内部には、縦軸に沿ってさまざまな建物が並び、それぞれ独立した中庭をもち、中でも徙義堂と福寿堂は独自のスタイルを持っているのが特徴的です。徙義堂は中日観光客のために濱州市の無形文化財の胡集書会、清河鎮の木版年画、河南張泥人形、恵民製鼓などを展示しています。福寿堂は濱州の豊富な魯北民俗文化の結婚、長寿の祝い、抓周(ジュワジョウ)※1など展示しています。

 魏氏荘園は儒家的な雰囲気があり、荘重かつ厳格で、深い文化を持っており、高い建築芸術と中華民族文化の深さを体現しています。近年の修繕・開発に伴い、内部陳列の充実により荘園にかつての輝きを取り戻し、中日観光客が魯北(山東省北部)民俗文化を感じる場所になり、濱州と姉妹都市和歌山県紀の川市の文化交流を深めることを目指しています。

 

※1   満1歳の誕生日に子供が手に取ったものによってその子の将来を占う.▶箕(み)の中に書籍・はかり・そろばん・筆・土くれなどを置いて子供に選ばせる(引用:コトバンク)

 

 


紀の川市 友好都市間活動報告①<中国山東省濱州市>

2023-01-26 12:28:44 | 日記

濱州市恵民県のご紹介   

泥人形 伝統と革新の融合 手作業の発展に新たなチャンス

 

山東省濱州市恵民県は、日本の和歌山県紀の川市と長年にわたり友好交流を続けており、恵民県 山東省濱州市恵民県は、日本の和歌山県紀の川市と長年にわたり友好交流を続けており、恵民県の泥人形などの無形文化財を和歌山県に多数寄贈し、地元の人々に喜ばれています。 

 恵民泥人形は明の成化年間にはじまり、今から500年以上の歴史があります。それは紗河の赤粘土を原料とし、造型設計・人形作り・日干し・研磨と加工・粉塗り・色付け・漆塗りなどの工程を経て作られます。泥人形の造形は想像性・装飾性に富み、題材も幅広く、縁起が良いことで知られています。代表的な製品は「起き上がりこぼし」です。恵民泥人形は2010年に国の無形文化財の第三陣として登録され、かつては歴史的人物や十二支などの形が中心でしたが、経済、技術、文化の急速な発展に伴い泥人形文化も進化し、今は漫画やアニメキャラクターの泥人形が若者達の間で人気が高まっています。 泥人形職人の<杜増香>は、ネットで流行傾向をとらえ泥人形をより御洒落にし若者の興味を惹きます。その努力は、たくさんのファンに支持され伝統文化を継承する役目を担っています。恵民泥人形は鑑賞用芸術品だけにとどまらず、今や児童の知育玩具としても活用され、みんなの縁起物でもあります。

泥人形職人は、労働者の美学と感情によって革新し、常に時代の変化と人々の生活を反映し、恵民泥人形は地元の民俗学と地元の労働者の美意識を研究するための文化財の一つとなっています。この無形文化財の交流が、姉妹都市間の深い友情と密接な交流につながることが期待されています。