四つの菱なら、天皇家や宮家で使ってきた模様だ。それを、武田氏が「家紋(四つ菱割)」とした。
武田氏とは、あの甲州・武田信玄の祖だ。
四つ菱から一つ欠けた「三菱」・・・・
あの手この手と作為を重ねて「疑惑を売りさばいた」三菱。ユーザーも同業者も欺いて生き延びようとする、まさに戦国時代の悪徳大名だ。三菱自動車 4輪駆動車に2輪駆動車のデータ流用
三菱はその昔、「財閥」と呼ばれた。
明治政府に金を貸し、それでいくつかの払い下げ権利(鉱業など)を取得しのし上がった企業だ。
重工業、戦争具業などでどんどん巨大化してきた。
土佐の岩崎弥太郎が創始者で明治の騒乱期に政商として巨利を得た有名人だ。
坂本龍馬や武市半平太らと違う一面を持っていた。
その三菱も、平成無責任時代に突入すると、リコール隠しや不正を繰り返し生き延びてきた。「食べ物偽装」と違い、大企業に甘い国の「行政指導」などどこ吹く風ですり抜けてきた。
「山崎豊子」氏が生きていたら格好の社会小説となろう。松本清張氏もいない平成時代は、「偽装」と「不正」のやりっぱなし時代だ。
平成天皇様も嘆いているのではないか。
果たして、鉄槌は下ったのか?、いやいや、国はやっぱり甘い「行政指導」ですますのか。
はたまた、グループはいつか「社長」の首切で決着を図ろうとするのか。
三菱自動車の相川哲郎という社長は「再建の道筋を・・・」と当分辞める気はなさそうだし、「忸怩たる思い・・」と責任は取る気はなさそうだ。「ガバナンスの問題」・・・・と言い訳は続く。
英断!とは、時の権力者が下すことだ。