「缶蹴り」「けんけんぱー」
青鼻汁を袖で拭きながら、まくり(虫下し)を飲んで、頭にDDT(殺虫剤)を振りかけられた時代だ。
田舎でも「蚤やしらみ」がいて、唇の周りや頭にでんぼ(できもの)のできた。
さすがに空襲はなかったが、軍歌などをうたいながら学校に通っていた。
自転車もない、だから自転車にも乗れない(小学校6年まで)古き貧乏な時代だった。
学芸会で「小坊主の役をやった時」いとこのスカートを借りて穿いていた奴は僕だけだった。
中学校のころは「いじめられっ子」だったねえ。川と山だけが友達だった。