崖っぷち日本の産業は中国や韓国にまだ勝てる!“軽薄短小”への原点回帰こそが、復活への道【真壁昭夫コラム】(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース
ここに書かれているように、日本も一生懸命に軽薄短小製品を製作して経済が大きくなった。ところが、経済が順調に伸び、景気が良くなってくるといらん欲が出てきた。それがバブルを招きやがて泡ははじけて飛んでしまった。
経済界も欲を出さずに、日本人の身の丈にあったものづくりに励んでいればもっともっと長生きできた。
すべては、欲得と利権を追い求めた結果だ。
1例を挙げれば、100万円のテレビを作ってみたり、ノーパンしゃぶしゃぶ店やⅠ回何万円、何十万円する飲み屋を作ってみたりした。業界と役所の癒着が始まり、政治屋が分け前を求めた時代だ。古き良き昭和の汚点だ。
国は、地方にあぶく銭をばらまき、地方は穴掘りにやっきになった時代。景気が冷え込んできだすと、前出の悪トライアングルは、無駄な公共事業に金をつぎ込んだ。
「土建屋が金儲けすれば、その金をばらまき景気が良くなる」。姑息な考え方だ。地方自治体ももらわな損だと阿波踊りでもあるまいし、一緒に踊った。結果、大きな借金ができた。
今度は、その責任を押し付け合いする始末。
前にも書いたが、カシオ計算機は、あえて軽薄短小産業に徹して業績を伸ばした。そんなまじめな企業もある。