昨日の午後、家へ帰って来たら、アパートの入り口の階段に一人の老婆が座っていた。
顔を両手で覆っていてその表情は見えない。肘を膝の上に置いて、ただただじっと静かに座っている。
どんな経緯があってこんなふうにしているのだろうか?
艱難辛苦の孤独な晩年か?連れ添った夫との離別か?娘の冷たい態度か?老年の境遇にもたらされる非情な出来事が一度にめぐって来たのか?自分にも社会的責任があるのか?
そんなことを考えていた時、老人が突然顔を覆っていた両手を離して、大声で叫んだ。
「もういいかい?」
《開心笑吧2016-03-29“老婆婆真会玩”》
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