主人とは大学で知り合った。
昨日は結婚記念日だったので、夫といっしょに大学に戻ってみた。
出会ったころ、二人がよくデートをした林の中に入って、彼が木の下に座り、わたしは彼の膝の上に座る。
夫の首を自分のほうに引っ張り、耳もとに顔を摺り寄せる。
あの当時と同じことをしてみる。
すると、大学時代のことがありありと思い出された。
こうして、夫の膝の上に座って、林を抜けるそよ風を受けて、キスをしたのだった。
夫はというと、何も言わず、ただ忍耐強く耐えているような様子でじっと黙っている。
わたしは夫の耳元でささやいた。
「ねえ、あなた!覚えてる?あの当時もこんなふうだったわよね。」
夫は震えるような声で答えた。
「もちろん覚えているよ。あの時も、君は僕の膝の上に座ってた。そして、あの時も今と同じように、ぼくの太腿は痺れていたよ。」
《開心笑吧2016-06-24「这些你都还记得么」》
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