蓮の日記という名の駄文

享楽的に生きる蓮が思いつくまま,日々のこと書き連ねます。

Butterfly Effect

2006-09-11 18:26:51 | 映画
公開された頃、みたくてみたくて、でも怖そうだったから一人で見たくなかった。
しかし友人は、全く興味がなくて、結局終わっちゃったんですね。
(今思えば彼女を私のみたい映画に誘ったこと自体が全く間違いだったのですが・・・)

んでんでDVDになってやっと手に入れたんですが~なぜか見てませんでした(おい)
昨日、時間があったのでなんかみよ~と思って「おう!そうだ!これをみなくては~!」と妹を誘って二人でみたんですが・・・
なにこれ超いいんですけど!!!

もうね、何も言わずに皆様みてくださいまし!

とかいって私の好きな映画ってあまり世間に認められないものが多いのですが、私は心の底からこれをお奨めいたします。

なんと言っても主人公のエヴァン、えらい能力を持ちながら人間的で非常に好感が持てる。
そりゃ人間は誰しも自分が幸せになりたいさ。でも非常にミクロにみて自分だけが幸せでも周りが幸せじゃないと、それはマクロとしての自分の幸せではないのね。

そしてヒロインのケイリーを演じる女優さんにはめさめさおどろかされました。
エヴァンの行動によって、幾通もの人生あゆむケイリーを演じているわけですけれども、本当にどれも同じ人が演じているとは思えない。

美しくて賢いケイリー、田舎で細々とウェイトレスをしながら暮らしているケイリー、自分の身しか売るもののないケイリー。

エヴァンの脳は何度も作り変えられて、体には大きな負担がかかるけれど
それでも自分の愛するすべての人のために、何度も過去を変える。

ラストは、観客の期待を大きく裏切り、二人の人生は交わらない。
愛するケイリーを不幸にしないよう、自分の気持ちを殺すエヴァンがとっても切ない。
初恋って実らないものなんだね。

過去を変えたいとは思ったことがないけれど、私は誰かの幸せのために自分の気持ちを抑えられるかしら。

タイトルはMUSEの"Butterflies and Hurricanes"を髣髴とさせる
『中国で蝶が羽ばたけば、アメリカで嵐が起きる』カオス理論の初期条件。
一応、専門なのでちょっとやったけど、この映画を見たときとリンクしなかったよ。大丈夫か私。

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