
Londonから本帰国したのが2005年の9月末。
あれから10年も。渡辺美里の『10years』まんまの歌詞のようですが、もう日本に帰国してから10年ですな。奥さんが大学院の修士論文を書いている最中、Londonでテロが起き、そしておいらはselfで取れるHighly Skilled Migrant Programmeと言う労働visaを取るために一時帰国している最中にまたテロが起き、もう奥さんがLondonにこのままは無理、と。とあるコンサルティング会社へ行く予定も辞めて、日本へ帰国したのでした。10年前にあんな平和な生活の中で突然テロなどが起こるとは思いもよらず。。今の日本だって分からないよね。1995年に地下鉄サリン事件とか起きたがあれも突然テロが起きた訳だし。
日本に帰国してからもLondonには度々訪れているが、ご飯の不味さ、ポンドの異様な高さ以外に特段嫌な思いはなく、寧ろ老後は可能なら住みたいと思うくらい。
実際、円安が進行すると現地通過に円から換算すると如何に不条理な事が起きているかが分かる。おいらがLondonに住んでいた時は1ポンド約200円。2006年だったか2007年は250円くらいになっていたから最悪な時期ではないけども兎に角何から何まで高くて大変だった。観光客プライスとか言うレベルではなく、日常生活でホントに大変な思いをさせられた。例えば硬くて不味いパンに挟まれたサンドイッチが1つ7.5ポンドとかする。え?これが1,500円なのかい?と聞きたくなる。それにスープとかサラダ、ドリンクを付けると10ポンド以上する訳で。。ランチが恨めしくなる程高かった。。また、tubeの初乗り運賃が確かその当時は4ポンド。OYSTER cardを持っていれば2.5ポンドくらいだったけどそれでも地下鉄の初乗り運賃が500円と言うのはねぇ。旅行者は800円取られていた訳ですから。勿論、一日乗車券を使用すればそのような事を考える必要はないのだが。
日本での同程度のサービスを受けることを想定すると、1ポンドは100円程度かそれ以下でなければ割に合わないと言うのが、率直な感覚。
あの不味いサンドイッチがそれでも750円するのは納得いかないけどw、地下鉄の初乗りが250円ならばそこそこ納得。いや、高いか。。1ポンド80円くらいで初乗り運賃が200円だとするとちょうどそんなものかな。天気が良いと日向ぼっこに行ってしまう運転手が多くて地下鉄の本数が減るけども、それでもtubeのおかげで何処にでも行ける。また縦横無尽に走る二階建ての赤いバス。TM Networkの歌ではないが、バスがバスを追い越したりね。おいら達が住んでいたNotting HillからPiccadillyに向かう時は94番のバスに乗っていたが中々来ない。しかし来る時は94番が3台連続で来たりね。そして後から来たバスに抜かれていく。。
これもまたLondon。
昨日もJALに乗って広島から羽田に戻ってきたけども、使用機材の広島空港への到着遅れで玉突きで羽田空港に戻るための出発時刻が5分遅れた。その5分を遅れた、遅れたと、騒ぎ立てる人が実際居るんだろうね。航空会社は仕切りに謝る。如何程悪い事をしたのか、分からないが外国人からすれば許容範囲どころか、遅れには入らない。Londonなんて、地下鉄、バスの時刻表なんてあってないようなもので朝10時から17時は大体5分毎、的に書いてあるw。分刻み、下手すると秒刻みの時刻表を愚直に実行する日本の電鉄会社とかバス会社は素晴らしいと思うが、高々数分の遅れを殊更謝る必要はおいらには感じられないなぁ、と。機内でも機長アナウンスで矢鱈と謝っていたが、Europaのflightであのようなアナウンスはほぼ聞いたことがないですなぁ。一度7時間くらい?遅れでEdinburghからLondonに戻るflightに乗るためにひたすら待ったが、何故遅れたか、が中心に説明されていただけな気がする。。謝らない。謝ったとしてもサラッとね。そんな何度も謝ったりしないよね。
これもまたイギリスw。
今年は10年経ったそのLondonを再訪するんだぁ。奥さんたっての希望。おいらも奥さんとまたLondonを散歩したい。大好きなんだよね、London。大好きな奥さんと大好きなLondonをまた散歩したい。
そう思っていたので、羽田空港の伊勢丹でふとこの地図のハンカチを見つけた時、思わず買ってしまったのよね。
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