MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



昼過ぎからほぼ半日、木更津のアウトレットにて買い物をしていたのだが、ダラダラと過ごしたのは、アクアラインとかが渋滞していたから。

我が家に帰るためには、2つのトンネルを通らねばならない。アクアラインとC2である。そのうち、アクアラインがスタートからエンドまで真っ赤。全くオレンジになる気配もなかった。加えて、大井ジャンクションの前後辺りも真っ赤だった。これは渋滞にハマりに行くようなものだから、待とう、と言うことで待っていた。が、その後1つ用事で遅くなれない用件があったので、買い物を切り上げねばならない状況に。奥さんがGoogle mapや渋滞情報を見ていてくれたのだが、段々所要時間が減ってきていた。と言うことで諦め半分でアクアラインに乗った。

すると、思いの外、走る。

アクアラインがスタートから渋滞と言うのはどうやら間違っていたようである。Google map上では相変わらず真っ赤なのだが、BMWの純正カーナビは全然異なる表示をしている。やや尊敬の意味を込めて、「Google先生」などと言う人が廻りにもチラホラいるのだが、明らかにVICSの表示の方が渋滞箇所が短い。あれ、なんでこんなに相違があるんだろうねぇ、なんて言いながら、順調なことに文句はないのでスイスイ走っていたが、やっぱりアクアラインのトンネルの中で、途中から渋滞になった。しかしはたと気付いたのだが、VICSの情報の方が正確性が高いのであった。渋滞箇所がほぼ一致しているのはVICSからのカーナビ情報で、Google mapはずっと真っ赤なままであった。先入観と言うか、一般的にそうだと思っている人も多いと思うが、まさかGoogle先生がVICSに負けちゃっているの?そんなまさかGoogleが・・・?!と思ってそんな会話をしながら運転をしていた。そしたら、気になったことを調べないと気が済まないおいらたち。おいらは運転しているので無理だったが、奥さんがiPhoneで調べ始めた。

まず調べたのは、Google mapはどうやって渋滞情報を解析しているんだろうか、と言う点。

結論としては、スマートフォンでGoogle mapを使うと、その使用端末からGPSの移動情報が勝手に都度アップロードされ、その端末の移動距離と移動の速さを全てサーバーサイドで拾って渋滞情報をリアルタイムに更新しているとあった。二人して、Googleって怖いよねぇ。知らないうちに(と言うかホントは規約に書いてあるんだろうけど誰も読まない)GPSの情報が吸い上げられていたんだねぇ、と。よく考えたら、地図情報はゼンリンから買っているだろうけど、渋滞情報なんてGoogleが何処かから買っているとは思えない。だとすると、自立的な何らかの情報更新手段を持っていると考えるのが普通なのだが、そのスキームを最初から取っていたのである。論点は情報を常に購入し続けるコストではなく、常に最新の情報を得るスキームを考えていたと言うことである。


つまり、そもそものメディアとしてのレゾンデートルとユーザーの利便性を考えて、集合知としてのIntelligenceを個々のユーザーにとっての有益な情報とし、スマホからのGPS情報をリアルタイムに吸い上げて、On goingでGoogle mapを利用している受益者の効能の最大化=リアルタイムの渋滞情報の更新、を図る仕組みを最初から開発していたのである。


二人して、やっぱりGoogleって凄いよなぁ、って。地図情報はその国の最新情報を定期的に更新して購入すれば良いが、渋滞情報なんて精度の問題からバラツキが出てしまう可能性だってあるから、そうなるとGoogle mapは使えない、とかなってしまうことを最初から回避していたんだねぇ、って驚いた。Google mapはだからGPSをOnにしていないと使えないんだな、って言うことも改めて思ったしね。


しかし、上述のとおり、驚いただけではなく、それでもGoogle mapがVICSに負けてしまうと言う事象が発生していることについても続けて考えた。


が、この負けていることの答えはほぼ瞬時に出た。と言うか調べることもなく2人で答えはすぐに出たのであった。何かと言えば、アクアラインのトンネルか深すぎて、GPSの信号がアップロードされない。だから渋滞情報のリアルタイム性が保持されない。結果的にずっと渋滞だと勝手にAIが判断して正確な情報が供出されない、と言うことなんだね、と。これはC2でも同じことが起きていて、地中深すぎてGPSの信号が届いていないことを発端として、混んでもいないC2が渋滞として判断されてしまう事象がC2を走りながら発生したのである。アクアラインを抜けて、大井ジャンクションに向けて走って、料金所を超えてすぐ左車線からC2に入る頃に、再び渋滞情報を奥さんがGoogle mapで見ていてくれたのだが、表示としてはオレンジで混雑となっていたのである。が、実際走ってみると拍子抜けする程空いていた。で、C2の入り口辺りと池尻のぐるぐるジャンクションの辺りだけが情報が出ていてあとは不確かな情報が出ていた。つまり、GPSのの届いている範囲は正確だけど、そうではなくGPSが届かないところは不正確、と言うアクアラインと同じ事象が起きていたのであった。

Google mapにも限界があるんだねぇ。。。

そんな会話をしながら、それでもこのGoogle mapと言うのは大凡地中深くトンネルがある箇所なんて日本だってそんなにない訳だからほぼほぼ完全無欠なナビであることは間違いないよね、と思い直した。つまり、こんなこと東京近郊でしか起きない。ま、物凄く高い山岳地帯のトンネルとかでは起きるかも知れないが、山はGPSの信号を通すのかも知れないしね。地中深くと、海深いところはGPSの信号が通らない。ただそれだけの話し。やっぱりリアルタイム性をほぼ具現化しているGoogle mapは素晴らしい。


そんな海底トンネルとかは、都内近郊以外では中々ないんだから、やっぱりGoogle最強説がこの日のドライブの結論となりましたとさ。

お後がよろしいようで…。



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