彼此れ1ヶ月くらい前でしょうかね、伊丹空港でHiltonのタイムシェアの勧誘員に引っ掛かりましてね(若干言葉は悪いけど、まさに荷物検査前のところで引っかかったw)。
説明の女性曰く、、、『ご夫婦でいらっしゃって説明を聞いたら◯泊分のハワイのヒルトンの宿泊券をプレゼントします』、と。そう言われましたらなんとなく行くと言う・・・。ま、リサーチがてら行ってみるかと言うことで新宿ヒルトンに行ってみましたわ。最初の話では1時間半程で終わりますと言われていたのに、かなり色々と聞いているうちに本当に興味が湧いてきたのと、値段がそこまで高くないなぁと思ったのと、思いっきり1万ドル以上値引きされたこととかが重なって話を聞いているうちに、3時間をゆうに超えて。。そりゃそうでしょ。何千万ではないけれどマンションの権利を買う訳ですから。タイムシェアと言うのは1週間しか使用権利がないですが、土地を含めた不動産を買う話ですからね。全く見たことも行ったこともないところのマンションをビデオ見ただけで買うなんて有り得ないから。。。
因みに私、ハワイにすら行ったことありませんけど?!
あれだけヨーロッパや東南アジア、アメリカ本土に何十回、香港だけでも10回は行ったことがあり、下手したら100回くらいは海外に行ったことがあるんじゃないか?(って、MilanoとかLondonとか、海外に住んでいた時のカウントをどうするかって話だけど・・・) って思う程色んなところに行ってますが、ハワイにはとんと縁がなく・・・。Guamも数回、Saipanもあったりしますが、Hawaiiはなし。ハワイに行ったことないのにマンション買うか?と自問自答したり。。。それでも説明を聞き、それで考えて質問をし、とこの繰り返しをして、まるで本職のコンサルティング業務のようなプロセス・・・。結論、夫婦の意見としては一度買うと言うことで帰宅しました。その後、もう一度契約書とかのための必要書類(印鑑証明とかね)を持って、再度別の日に新宿ヒルトンへ。ちゃんと三軒茶屋のキャロットタワーとかに行って、印鑑証明とかもらってきましたよ。印鑑証明のお金払う時もある程度議論してね。そこでもう一度、しっかりと確認をしつつ、サインまでして普通に帰宅しました。最後に念の為に止めるならこの日から1週間です、と言うことも聞いて。でも、その時は止めるつもりなんか毛頭なく、いつハワイに行こうかねぇ、なんて話をしてました。実際、夫婦で説明会を聞いたのでその宿泊クーポンをもらったから、一度はハワイに行くからね。その時に自分たちのタイムシェアの部屋とか見ようね、なんて話してウキウキして帰りましたわ。
が、うちの奥さん、数日間、物凄く考えていたようで・・・。
うちの奥さん、リサーチャーとしては世界で3本指に入るくらい才能あるんですよねぇ。そして流石コンサルティング会社にプロパーで入っただけあって、気になったらとことん調べるし、これが本当に上手いんだよねぇ。そして必要なことをプロコンとして徹底的に両面からリサーチしていた(ようである)。おいら、聞かされていなかったんでね、そんなこんなで調べていたのは知りませんでしたが、仕事への行き帰りの電車の中で色々と調べていた(ようである)。最後にヒルトンに行ってから3日位して、夜寝る前に突然
「やっぱりハワイのマンション止めない?」
と言う。理屈を言えば下記の通り。
・ まず最初に行った時に聞いたとんでもないディスカウントの絡繰りが何かあると思って調べていたが、ヒルトンとしては実はとんでもなく調達価格が安い。それは新規に部屋が出てくるのではなく(つまり新しいマンションを建てるとかではなく)、もう止めたいと言うことで誰か既存のユーザーの中で、セカンダリーマーケットで売りたいと思っている人がいっぱい溢れかえっている。。。要は、需要がなく、タイムシェアは供給過多になっているので価格が下がっているのだが、しかも、セカンダリーマーケットで安い値段が出ていた場合などには、ヒルトンに優先的に買い戻す権利があり(契約書にそう書いてあった)仕入れ値が、我々に提示した金額(ディスカウント後の金額)の7分の1とかの可能性がある(つまり、数千ドルのレベルで買えるので云万ドルとかで買うのはバカバカしい)。何も考えずにヒルトンが大幅ディスカウント!とか言って言われている売値は馬鹿馬鹿しい程高いと言う事実。。。。ブランド毀損が為されないように、Hiltonがあまりにも安い価格でセカンダリーマーケットで売られていたら、それ以下にならないように、Hiltonが買うんだと言うこともあるのでしょう。
・ セカンダリーマーケットで、ヒルトンからではなく、誰か既存の契約者から権利購入をしても、タイムシェアで使えるマンションの質(ポイント数、クオリティー、サービスレベル)は全く変わらない。下手をするとヒルトンでディスカウント後に提示された金額よりも5分の1、6分の1、7分の1程度でも買おうと思えば買える。
・ そもそもこのビジネスモデルに、「中古マンション」と言う概念は全くなく、いつ買ったところで、(ヒルトンから買っても決して新築ではない)、誰かと共同で買ったものだし、そもそも1週間単位でしかそこに寝ない訳だ。このタイムシェアと言う商材を買うにあたっては、「新築で買う」と言う概念を捨てるべき。マンションなんだけど、hotelの部屋の割当を買う、と言う程度の話。何故なら、あとの51週は誰か知らん奴が寝る訳だから。よって、ヒルトンから買う必然性は0。hotelに泊まる時に必ずしもhotelの直販が安いとは限らない。色々なプロモーションを考えて、hotelサイトなどが販売をしている訳である。そんなこんなで調べて、同じサービスを如何に安く調達するべきか、ソーシングのプロジェクトと思えば、直接Hiltonから買う必要性は本当にない。
・ 管理費がなんだか知らんが毎年バンバン上がるらしい・・・。これは正直意味不明。但し、これはクーリングオフをした直接的な理由ではない。直接であろうと間接であろうと、管理費は払うのでね。
・ そして結構、予約しても希望が通らない。。。但し、これもクーリングオフをした直接的な理由ではない。日程Fixでタイムシェアを買わない限り、これはずっと悩まされるでしょうね。
等など、奥さんがおいらに言ったことを、ふむふむと聞いて、聴き終わった瞬間に
「うん、止めよう」
と即決。全く異論なし。一ミリも疑うことなく、うちの奥さんがあれだけ調べた結果であれば1,000%信じられるんで。と言う訳で止めましたが、ヒルトンのみならず、マンダリンでも良いし、Marriottでも良いし。更に言えば、ヨーロッパ系でもオーストラリア系でも良いと。そもそもハワイ、行かないしw。土地付きじゃないタイプとかもあるんですな。そうすると、その国への固定資産税の支払いもないし。そんなことをうちの奥さんが調べてくれたので、何処かの国のマンションを買う予定ですが、ヒルトンじゃないかも知れないし。 少なくともヒルトンから直接買うのはない。
ひとまず、クーリングオフをしたものの、7月に一度、ウン十万円がクレジットカードで引き落とされるんで、その分が戻ってくる8月までの預金をしっかりと入れておかないとクレジットが落ちなくなってしまうと言うことだけは想定外・・・。ま、クーリングオフ出来たので戻ってくるけどね。7月にお金を入れておく、と言うそれだけ避ければあとは問題なく。実際、8月の予定にそっくりそのまま戻ってくると言うことでエビデンスが残っていました。良かった良かった。
と言うことで、比較的大きな買い物をしましたが、人生初のクーリングオフをしました。 無事止められて良かったですが、そもそも買うと決めた時に散々論じた結果からすると、我々のように毎年のように海外に行く人からすると、この手のマンションを買うことはとてもメリットがあることが分かったので買いますよ。ハワイだけじゃなく、ヒルトンのタイムシェアなら世界中どこでも使えるし、そのポイントをヒルトンホテルで泊まれるし、系列でも泊まれるし、と言うことで何かしらこの手のタイムシェアのマンションは買います。
今度はじっくり考えてね。