MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



今節のCLの試合はビッグゲームが多い。ユーベ対バイエルンなど好カードが目白押しだ。

そして我がACミランはStadio San Siroにリーガエスパニョーラで快調なバルセロナを迎え撃つ。F組全勝同士の対決だ。言わずと知れたビッグチーム同士の試合である。最近プライベートなことで沈んでいた小生であるが、今回は試合開始前から興奮していた。満員御礼かと思ったが、当日券が発売されていた。メトロの赤線のLoto駅前にはこれでもか、と言う程ダフ屋いましたけどね。

さて、結果はもうご存知のとおりACミランの勝ち。スコアは1対0。但し内容はダメ。が、良いんですね、今回は。勝ち点3を取ったと言うことが重要。

スタメンはカンピオナートとは少々異なった。ミラン程になるとやはりTurnoverの面子も素晴らしい。GKはジーダ、DFは左からマルディーニ、スタム、ネスタ、カフー。MFはセードルフ、ピルロ、カカ、ガットゥーゾ。FWはシェフチェンコとインザーギ。まぁ、布陣を見る限りはとても贅沢ですよ。控えにもずらりとビッグネームが並んでました。ただ、今日はトマソン、カラーゼ、パンカロはお休み。

今回の見所はなんと言ってもロナウジーニョとデコでしょうね。試合前の練習を観ていてもホント一人だけリズムが違うんですよね、全然...アップの仕方があれ程違うって言うのも珍しいと思う。走り方が独特って言うだけじゃないんです。やってることも違う。何か、ランニングしながらも(ボールなし)ドリブルしているような仕草で体動かしているんですよね。

さて、前半。

シェフチェンコがヘッド一蹴、全勝対決妙技の応酬
ACミラン1-0完勝

シュエフチェンコは自らの一発でバロンドールも引き寄せた(AP)
 【ミラノ20日=夕刊フジ特電】欧州チャンピオンズリーグ(CL)第3節F組のACミラン(イタリア)-バルセロナ(スペイン)は前半31分、FWシェフチェンコのゴールでミランが制した。妙技の応酬となった全勝対決は、ミランのホームスタジアムを満員札止めにした8万大観衆を堪能させた。

 決勝戦級のビックカードは両軍を率いる40代の若き指揮官ともミランで選手経験があり、ミランのアンチェロッティ監督が「バルサは現在、欧州で一番強い」と持ち上げれば、バルサのライカールト監督は「ミラノには多くの友人がいるが、試合になれば別だ」と意気込んでいた。

 主導権を握ったのはスペインリーグで首位を走るバルサだった。ブラジル代表MFロナウジーニョと新加入のポルトガル代表MFデコによるリズミカルな攻撃に、ミランは元イタリア代表主将の36歳マルディーニを左サイドに置く04年版4バックで対処に追われた。

 スウェーデン代表FWラーションのシュートがバーをたたくなどバルサの攻勢が続くなか、31分、ミランのベテランDFカフーが右サイドを突破し、絶妙なセンタリングからシェフチェンコが完璧(かんぺき)ヘッドで先制した。

 ミランはこの後、伝統の堅い守りでロナウジーニョの突破には3人もマークをつけ、1点を守りきった。「世界のサッカーファンが満足できる試合をお見せできる」と話したアンチェロッティ監督の公約通りのナイスゲームだった。

 この試合には、今年のバロンドールとFIFA最優秀選手の有力候補がそろっていた。フランスフットボール誌主催のバロンドールとFIFA年間最優秀選手は、サッカーの世界で最も高い権威を誇り、12月中旬に発表される。ネドベドとジダン(2003年)、ロナウドのダブル受賞(02年)、オーウェンとフィーゴ(01年)、フィーゴとジダン(00年)といった受賞者の顔ぶれで、その重みが分かるだろう。

 だが、最近の受賞者のほとんどが所属するレアルマドリードの大不振で、賞とりレースの行方も混沌(こんとん)。バルサのデコ、ロナウジーニョと、ミランのシェフチェンコらが下馬評では横一線に並んでいた。

 昨季のCL決勝でゴールを決めてポルトの優勝に貢献し、頭一つリードとも伝えられるデコは試合前、「その年の最優秀選手の選出には2、3の特別な試合でのパフォーマンスが影響を与える。このミラン戦はそういう試合だ」と賞獲りへの意欲をムキ出しにしていたが、ライバルのシェフチェンコに一歩譲る形となった。



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