昨日の夜遅かったので起きたら終わっていましたが(おいらは今日は休み♪)、WBCは日本が勝ったとのこと。
ハイライト見ても、そつのない野球している。松坂の先頭打者ホームラン被弾はまぁご愛嬌としても、このWBC一連の戦績から言えば防御率1.57はダントツに好成績。簡単に勝って来ているようでやっとこさの韓国さん(イチローの真似)は3点台。一方で打率はと言えば0.287.これまた韓国さんよりも高いらしい。ホームランの数では4本とかなり低いがヒットで出塁し、盗塁を重ねていき、更に単打や犠牲フライでホームに返す。高校野球みたいと言われようが、実際には高校野球レベルなんて完全に凌駕しており野球の完成系に近いのか、やはりこの方が面白い。バンバカバンバカ打ちまくる野球もまぁ楽しいと言えば楽しいが、一瞬スカッとするだけの話。
スモールベースボールの勝利なのでしょうな。
いや端的に気持ちいい勝利。
野球って流れとかリズムってよく言うけど、日本はそう言うのに流されないみたい。勿論流れで連続ヒット、と言うこともあるんだろうけど、この流れと言う奴、途切れた時に重要なのではないかと思う。今回しばしば思うのは、あぁここで一本出ていればと思うところでヒットが出なくても特にその後守備が大崩しないし、ピッチャーがバカスカに打たれたりしない。大人の野球をやっているのか、精神的に高みなのか。いずれにしても、打ち始めると止まらない、みたいなベネズエラとかプエルトリコとかみたいに一気一気と言う感じはないけど、日本はコンスタントに打ち続けているからなぁ。きちんと守って、その後打つ。これ当たり前のようでそう簡単に出来ない話。これをやってのけているんだから日本の野球は捨てたもんじゃないんでしょう。
ただ今回ちょっと気になっているのは原の「感」だけにしか見えない采配。
その日ホームラン打っている内川に小笠原を代打に出したり、4番城島に代打稲葉を出したりする。プライドとか考えないのだろうか。彼はアンチェロッティのように控え選手ともきちんとコミュニケーションしているのだろうか。。。ジーコのように最低な扱いをして控え選手がキャバクラに行ってしまうようなそこまで酷い采配をしているとは思えないけどもあのシーンで代打を送ると言うのは結果論からすれば良いのかも知れないが、あの人が監督ならば日本代表にはなりたくないと思う選手がいなければ良いなぁと思ってしまう…。逆に村田が肉離れで戦線離脱をした後に前回の優勝レギュラーメンバーの川崎を起用して成功している。川崎の精神的な成長に助けられている部分もあろう。ただこれは諸刃の剣のような気がするんだよね。前回の王さんの采配の時は王さんの采配だから、と言うことで付いてこれた選手ばかりだったのかも知れないが原にはそのカリスマ性はないんではないだろうか。単に監督だからと言うことで従っているように見えてしまうんだよね。素人目に見ていると、どう見ても原とイチローが相性良いとは思えないんだよねぇ…(苦笑)。仕方なく監督だから従っていると見えてしまうのは気のせいかねぇ。。。そう言うところが綻びの発端にならなければ良いと危惧するが杞憂に終わって欲しいものだ。まぁ山田久志とか伊東とか監督経験者が脇を固めており、実質的な監督は彼ら二人ってことはないよね。。。?!
何気に今回優勝まで後一歩まで来ているこの状態から言えるのは、スコアラーの質が抜群に良いんじゃないかと言うこと。クムかキムか忘れたけど北京オリンピックでやられた若僧を完膚なきまでに叩きのめしたりしたのはスコアラーの働き、頑張りの賜物なんでは、と思う。そう言う意味で原の感采配はスコアラーからの進言によるものなのかもなぁ。
前回東京で0対1でやられちゃったナンチャラ言うピッチャーも今頃とっくに対策が出来ていて選手全員にビデオが配られてイメトレ済んでいるのかなぁ、と。いわゆる新思考派と呼ばれるSabr Metricsをきちんと有効活用しているんだろうね。そう言う点では日本は抜群だろうね。よし、後一勝。
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