『第571回 AC Milan観戦記 番外編 Duomo前PV…』

UEFA　CL　Final　Matchが2005年5月25日20時45分（CET)トルコイスタンブールにて行われた。

日本とは違いスタジアムでのPV（Public Viewing）は余り聞いたことがない。Milanoと言えばやはりDuomo前広場。昨年のCampionatoの優勝時には、San Siroから大挙してDuomo前広場にMilanisitaが集まり、歓喜の声は深夜まで及んだ。

前半1分。正直言ってMilanの試合を観ていて初めてCKから得点をした。マルディーニ師である。お世辞にも綺麗なシュートとは言えないがボレーシュートがいきなり開始直後に決まった。この時のDuomoの歓声は恐らく5km四方くらいに聞こえたのではないかと言うくらい凄かった。実際、携帯用のガスボンベにスピーカーみたいなのを付けたチアホーンがけたたましく鳴り響き、歓喜の渦と相まって言葉には表せないくらいの歓声が鳴り響いたのだ。

中には余りの人の密度の濃さから酸欠になったのだろうか、運び込まれる子を何人か見た。真夏を思わせるような茹だる様な暑さと言っても過言ではなかった。

2点目のシェヴァのシュートはFuori giocoと判定された。。。本当か？ビデオで何回か流されていたが微妙である。その時の大観衆のブーイングはこれもまた凄かった...しかし今日の副審は酷かった。きちんとDFラインに付いて行ってなかった。これでどうしてオフサイドと判定できるのだ？！CLの決勝でミスジャッジは勘弁して欲しいよ。。。

正真正銘の2点目はその後すぐに入った。カカから右へ流れたパスをシェヴァが受け、すぐに中に切り替えしてセンタリング。そこに走りこんだクレスポが右かかとで押し込む。綺麗に決まった。このときの歓喜もそれはもう輪を掛けたように凄かった。CLである。2点連取の意味は大きい。そこにいるMilanisita全てが勝利を疑わなかった。。

そして続け様に3点目が入る。再びカカからチョンと浮き玉になったボールがDFラインの裏に出て、クレスポが目の前に迫るGKを尻目にループを右隅に決めた。もう、これはお祭りであった。3対0である。カテナチオとまでは行かないが、限りなくDFは堅い守りをするMilanから3点取るのは厳しいと誰もが信じて疑わなかった。

ここで余りにもDuomo前の人混みが凄く、近くのBarに移動。
このとき、ガレリアの中で高橋 克典を見たよ。。女性と一緒にお茶してました。


そして、、、


後半立て続けに3点が入った。1点目は仕方ない。2点目も豪快に決まった。あれは大概のキーパーは取れないだろう。しかし、何故ここでチーム全体を落ち着かせなかったのだ？！3点目のPKは完全に審判の誤審。ガットゥーゾは絶対引っ張っていない！！！！！！！！2失点を喫した後、チームを落ち着かせれば3点目は入っていなかったろう。。。。

そして、いつもよりかは動きが良かったとは言え、やっぱりMilanに合ってないSeedolfを下げて何とSergigno...ある意味最悪な選択肢だ。そして2点取ったクレスポに代えてトマソン。これは分かる。クレスポは後半明らかにバテていた。しかし、何故にピッポではなく…いや、ピッポでもツライのは分かる。ここ最近の試合出場状況ではトマソンだろう。しかし、、、、ある意味FWが駒不足に陥っているのは間違いない。悲しいがシェヴァだけでは難しかったことを思い知らされた。そしてガットゥーゾに代えて入ったルイコスタ…個人的にルイコスタは大好きだ。しかし今日のルイコスタは全然駄目だった...悲しいくらい駄目だった。。。

敗戦を受け入れなければならない。
仕方ない。

This is football.....


(写真はHiroのBlogから引用）