北新地のワインバーで飲んでいて日付が変わってから西梅田のホテルにチェックインをしたら既に12時半近くになっていて延長戦が始まっていた。
ホテルに歩く途中に奥さんに電話をしたら、もうすぐ後半が終わるよー、と言っていたのでスコアレスのままであれば延長戦が観られるかなと思っていたがその通りとなっていた。前後半を全く観ていないのでなんとも言えないけど、延長戦を観た限りでは、日本の方が明らかに動いていたし、パスミスも少なかったね。日本は総じてよく走るなぁ。
室屋からのセンタリングを豊川が上手く頭で合わせたよねぇ。右30度か35度位の角度から左足の結構速いセンタリングだったけど、ああ言うのをピンポイントと言うんだろう。DFの裏をスルッと抜けて頭でドンピシャのタイミングでズドーンでしたね。
観ていて胸のすくようなゴールでした。
その後延長後半になってから、イランも何度か攻め上がり、右からのクロスをペナエリの外くらいで受け取ってから中に切り込んで打ったシュートがバーに当たったりと不運と言うか日本にとっては逆にラッキーな面もあった。櫛引も当たりまくっていたけどあのシュートは正確には反応出来ていなかったからバーに当たって本当にラッキーてました。。中東の選手はああ言うところで1点獲ると途端に勢い付くからなぁ。寧ろ延長前半のゴールエリアの中からのシュートを上手く体を預けてセーブしたシュートなんかは見事でしたねえ。久々に、観ていて将来はトップでこいつがゴールマウス守るんだろうなぁ、と言うGKに巡り会えた気がします。何故彼が守っていて清水が降格したのかよく分かりませんけど、鹿島に行ったらREGULARなのかなぁ。
まぁ、当分A代表は西川でしょうけど。
その後、中島翔哉が2本立て続けにシュートを決めましたがデルピエーロゾーンからのあのシュートはワールドクラスですね。Fuori classeと言うのが適当な言葉でしょうか。 ヴェルディに若くして入って、その後巡り巡ってFC東京ですが彼なんかは体は小さいけど、とっととEuropaのクラブに行きそうですね。今回の予選でも各国のスカウトが目を凝らして観ている筈ですから。2本目も満真ん中からほぼ無回転のシュートを決めましたが、相手ゴールキーパーは過ぎ去ったボールに後から反応するようなスピードのゴールでしたね。延長後半と言うことは既に100分以上走っている訳で、あの時間帯にあのスピードのシュートを打てるのは素晴らしいですね。日頃のトレーニングの賜物なのでしょう。
日本は全体的に成長してきていると言うか、誰が出てきてもチームとしての一体感、また日本のサッカーをしてきているのではないでしょうか。
浅野なんかは毎試合出てきている訳ではないけど、延長後半の右サイドで何度か裏取りをしてドリブルで上がって、打つのかなと思ったら中島翔哉にパス(しかもパスミス・・・)。これとかはお互い尊重しすぎと言うか、自分でもっとガツガツ行けば良いのにって思ったけど、仲良し過ぎてのパスであればもっと貪欲に行って欲しいですなぁ。でも、あれが日本っぽい。良くも悪くもね。
次の準決勝で勝てば文句なしにオリンピックに6大会連続出場ですね。
でもそれだけではなく、この世代のアジアチャンピオンとしてオリンピックに出て欲しいですね。この世代は今まで負け続けていた訳ですから、ここで一矢報いて晴れて大舞台へ出て行って欲しいものです。