昨年も講義をする機会をもらいましたが、今年も中々チャレンジングな体験だったと思っています。
出席者100%が聞いていて、講義の内容を100%覚えてもらえるように、なんて言うことを前提に講義資料を作る大学関係者はこの世の中にいないと思う。実際、大人だって書籍を購読して覚えていられるのはせいぜい5-10%程度と言われている。昨今の勉強しないと言われている学生の方が30%は覚えているのです、なんてことには間違ってもならない。これは所与の条件として留意しておかないと、逆に期待値を此方側から暗に高めに設定してしまって学生の息が詰まる可能性が高い。これは特に大学での講義の体験を持っていなくとも、自分が学生だった時のことを思い出せば簡単に分かる話である。
今日の講義のあと、ヘルプをしていただいている准教授の方に話す時間をいただき、客観的な視点からの改善点を早々に話をさせていただいた。
やはり他人視点と言うのは非常に重要ですね。改めて思い直しました。主観的でなく、客観的にどう物事を見詰め直し、反省点として活かしていくか、などと言う行為を自己完結して良いことなど多分1つもないでしょうな。1時間以上話す時間をいただきまして、極めて明快な意見をいただけたことにとても感謝しております。色々と話しをしていく中で、来年もしこのまま継続であればここを改善すべき、と言うところも明確化出来ましたしね。
自分にとっては限られた時間の中で、学生に明確にメッセージを伝えていければな、と思いながら資料を作っていました。
先週までは学生から個別に毎回フィードバックをさせて、それを元に次回の資料を再構成していくやり方をしていましたが、今日の反省点は次回と言うよりか来年とせねばならないですね。こう言う仕事は何年してもチャレンジングなものと言えます。正直、偏差値のことなどを担当教授から言われていたのはありますが、ただその教授から言われていた話を聞いていたのはもう2年も前。それから2年分経験させてもらって、やっぱりこれは経験、体験からしか分からないことが多々あった訳ですな。そう言う意味でとても良い経験をさせてもらったと思っています。
諸々、ありがとうございました。
改善をしながら、来年も是非にと思っております。
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