残念ながら週刊誌、週刊マンガを読む習慣は全くなく、TSUTAYAに行き、好きな漫画家のコミックが出たタイミングで買うべきモノを知る習慣になっている。
いっとき、クロージングの仕方がえらく下手で、と言うか、ずっとクロージングの出来なさ加減が酷すぎて、どうした、浦沢直樹?と思っていた。ビリーバットなんてなんだったんだ、買い続けたのに?と言う思いしか残らず、もう期待しないでおこうか、と思ったほど。
今回、たまたま偶然TSUTAYAに行ったら、新刊があった。
これまた偶然にもFrance含めたEuropeから帰国したばかりで、Franceネタですか、と。手にして読んだ。長編になるのか、打ち切りになるのか、、、まだ分からない。分からないが、この人の場合、伏線が張られることが多く、あのシーンのあのキャラはあの位置付け、と言うことが多い。今回早速それがあった。複雑に絡み合っているようで、象徴的なシーンにそれが現れることが多く、意外とその勘所は当たったが、小気味良さはあった。もし、今回の新刊の中でもそう言ったことが描かれているのであれば、長い目でそれがわかる形での連載を願う。
買う価値、あり。
復活の序章であると乞い願う。