『第230回 飛行機ミシュラン：頼むよJAL…』

先日のエントリーでも書いたが、11月の後半が予想以上に大学院の授業がなかったため、帰国を早めようと思っている。

ミラノには日系の旅行代理店が2つあるのだが、そのうちの一つが家から程近いところにある。歩いて2－3分と言うところか。今日はテストの後、午後は何もなかったため一先ず代理店へ行き変更希望を伝える。改めて予約番号を発行してもらった。

僕は、去年、一昨年とホントに散々飛行機に乗ったので（多分1年間に4－50往復はしている）かーーなりマイルが貯まっている。それ以外にアップグレードクーポンをもらったりしている。ただ、ミラノに来てしまったために中々使うこともないし（海外にいるんだから当たり前…）前回も前々回もマイルだけでビジネスに乗ってしまった（それくらい貯まっていた）。実はまだ全くお金を払わずにビジネスでヨーロッパと日本を2往復できるくらいマイルが残っていたりする...

まぁ、それは兎も角、今回はある意味全くの予定外の帰国なのであるが、ちょうど良いのでアップグレードクーポンを使用することに。ただ、一つ問題があって、このクーポン、中途半端なことに6枚が送られてきた。何故中途半端かと言うと、使い方が微妙だからである。。このクーポン、2枚一組として片道とすることができる。つまり

6枚＝1往復＋片道1回

となる。なので、もしどっちかの国に永住しない限り、どこぞで一回はエコノミーとなる。まぁ、お前そんなビジネスクラスで往復できるのは幸せだ、と言われたらそれまでである。ご尤も。しかしながら、一度味わうと止められない。更に言うと8月に成田からチューリッヒに飛んだ時は勝手にファーストクラスにアップグレードしてくれたのでもうあの味は忘れられない…今回は自ら望んだ旅行とかではないからねぇ（って、旅行でもビジネスクラスで行ってたけど…）。で、まぁそれはさて置き、今回は往復で4枚使ってみようかと画策。


航空業界にいる人なら誰でも知っていることでしょうけども、航空券にはいくつかの種類がある。
単純にクラス分けがアルファベットでされているのであるが、僕が持っているアップグレードクーポンは何でもかんでもアップグレードできる訳ではなかった。実は最初に旅行代理店で聞いたときはクーポンに書かれていたアップグレード可能なクラスを知らずに行った。結果から言うと最初の予約ではアップグレードはできなかった。よって多少ではあるが、値段の張るチケットを予約し直した。まぁ、少しだけ食費を我慢すればリクープできるくらいの金額差である。

そして、ここでまた問題があるのだが、旅行代理店はただチケットを売るだけで（若しくは予約）、エコノミーからビジネス、若しくはビジネスからファースト、へのアップグレードをすることは出来ない。理由は簡単でアップグレードクーポン用に割り当てられた空席状況をオンライン端末で見ることができないからである。まぁ、これは仕方なかろう。各航空会社にしてみれば、丸裸にされるようなものだろうし。よって、一先ずシートを予約して、その日その便のアップグレード用のシートに空きがあるかどうか自分でコールセンターに確認せねばならない。その後購入となる。

ヨーロッパはJALのコールセンターがLondonにある。一度自宅に帰ってここに電話しましたよ。そして日本人には嫌われるシステムなのだが、プッシュボタンで結果的に客を選り好みする。つまり我々は○○をご希望の方は1番を、とか言うディレクションに従って先に進むわけである。ファーストクラスとグローバルクラブの方は1番を、と来たもんだ。なので1番をプッシュ。やっとオペレーターに繋がる。色々と予約状況を伝えた。するとですね。。。

〝予約は反映されていませんねぇ。ホントにご予約されました？〟

とノタマウ。

このエスカレーションされた番号、ファーストクラスとグローバルクラブなんでしょう？！客に向ってホントに予約しましたか、と聞くか、普通？しかも、予約日とお名前をって立て続けに2分以内に2度聞かれた。2度も聞くか、人の名前？！客なんですけど、僕。。。更にまた明らかに物覚えの悪そうなおばちゃん（日本人です）が、もう一度便名を仰ってください、と言う。おいおい、何度言わせるんだよ、全く…そして、挙句の果てに、〝代理店様からの予約の反映には1時間掛かります〟とのこと。それ、先に言えよ。

これ、15時ちょっと過ぎでした。でこのコールセンターのおばちゃん、怪しかったので旅行代理店に電話したら同じことを言っていたので、1時間後なのでしょうね、反映されるのは。で、ついでに今一度予約番号を再確認してもらった。間違いなし。


そして17時ちょっと前に再びJALのコールセンターに電話。今度は違うおばさんだった。


〝予約は反映されていませんねぇ。〟

おいおい、さっきあなたたちのお仲間が1時間後には予約状況が反映されるから後から電話してこいって言ったのでしょう。と言ってやりたくなったが、再確認した予約番号で検索してもらう。それでもやはりダメ。理由が分からないと言われたのだが、

〝予約の反映には2－3時間掛かります、ご了承ください〟

と。おいおい、さっきと言ってること違うじゃん。それに、ご了承くださいって極めて馬鹿にされている心理状態に置かれる。そうは思いませぬか？どの道納得するしかないのはこっちだってバカじゃないから分かってる。しかし、謝らずに、ご了承くださいってありか？おかしくないか？別にこっちは何か悪いことした訳でも何でもない。勿論、システムに文句言っても仕方ないことは少しばかりシステムのことをかじった者としてはよく分かっているつもりだ。

単純にオペレーションの問題だろ？JALが1時間後に電話してこいって言ったから電話したのです。何故なら1時間後には反映されると言ったから。結果的に2時間弱経ってから電話したのに、反映されていないわ、2－3時間掛かるって別のこと言うわ、一体どうなってるざます？

ヨーロッパに来てから、つくづく、出張はStar Allianceでしておけば良かったと後悔しているよ。。。そしたらLondon行く時とかLinateのビジネスラウンジ使えるのに。。。

ブツブツ…