Londonから本帰国したのはもう10年も前になるので、直近ではありませんが1年近く住んでいたので、Londonは自分にとっては身近な場所。
将来にわたって、自国日本に住もうとは正直毛頭思っていないのだが、そのためには老後資金を含めてきっちり貯めた上で移住したいと思っている。その候補地としてLondonは十二分に選択されるべき場所だと思っている。VISAが取り難いと言われていますが、今よりももっと厳しかった時代に労働ビザをセルフで取った経験からすれば、今回のBrexitの離脱派の急先鋒の元London市長が言うような、「何をされるか分からない移民」とは違って、しっかりとしたバックグラウンドなどがあると思っている。故に比較的すっきりとVISAが取得できたんだと思う。しかしながら、元々UKはVISA取得が難しいことは事実である。
ところが、今回もし本当にEUからUKが離脱すればそのブーメランが自国民に戻ってきてぶち当たる可能性などはどうもきっちりと考えていたように思えない。
勝手に僕が名づけているのでどこにも流通していない言葉ですが、これ、「Britiod」と呼ばれてもおかしくない程愚かな選択をしたのだと個人的には思います。そもそもReferendumをして決めるにしても、過半数で良いのか、こんなお祭り的な形で決めて良いのか、甚だ疑問。そもそも今回のReferendumのあとにググられたWordとして、「EUを離脱するとどうなるのか」と言うのが最もここ最近で検索されたとか・・・。
頭おかしいんじゃないの?と言いたくなる。
EUに毎年払っている拠出金など、実は些末な事に着目して、 そのお金が要らなくなる、だとか、大英帝国をもう一度、なんて言う愚かで唾棄されるべき妄想を掲げて、もう相対的に可能性の少ない老人を煽ってのこの結果だとすれば、若者は浮かばれない。。移住の可能性が低くなるとそれがどういうことが起きるのか、本当に分かってなかったのだとしたら何がGreat Britainだ、と言いたくなる。一度で済む(EUメンバー国として)貿易関係手続きが、これから先は一つ一つと提携しなおさなければならないこと、またNorwayのように仮想的にEUメンバーカントリーのように経済条件をクリアするために、メンバーカントリーではないのにEUに毎年拠出金を支払っている(でも当然議決権などない)こと、など、抜けることによるデメリットや経済的損失など微塵も議論をしたように聞こえてこない。イギリス国内で選出された議員よりもEUの官僚の方が偉そうにしやがって、なんて言う感情論を根拠に離脱に1票入れてみた、なんて言うことを言っている人が居たようだが、あなたたちイギリス人はどれだけ偉いんですか、と言いたくなる。。。ギリシャのように、緊縮財政政策に反対!と言ってReferendumをして多数を占めたものの、それがEUから離脱と言う選択肢になると言うことと連動させて考えておらず、そうなると国が破綻する、、、ってのは避けたいところだ、とあの若造の首相がゴメンなさい、って謝ったのを覚えていないのかしら。。。
イギリスが残念な国になっているのは実は前から知っていたのだが、それにしても今回は残念だ。。。
大体、あのク◯不味い黒パンのサンドイッチが7.5pound(1poundが200円時代)で売られていて、それをランチで食べているのが当たり前のようになっていたのが考えられないくらい不思議なことだと思っていたが、同僚のイギリス人はこれ、普通じゃね?的なことを言っていたのを覚えている。。。いや、この際彼らの舌のレベルが低いことはある意味公然の秘密と言うか、誰もイギリスで食事を楽しもうなんて思わずに旅行に行く訳だが、これから先はItaliaやFranceに移住するなんてことが簡単にできなくなるのですけどね。。。UKと言う益々不味いメシの国に留まらざるを得なくなる事に、実は美食になってきているかもと言うModern Britishの人たちが、本当にUKに反旗を翻し、「Londonの独立」、なんてことになるやも知れない。
そうなると、EPLはどうなるのか・・・。
あれだけビールを飲みながら、毎週サッカーに興じているあなたたち、ArsenalやChelseaにはEU圏内の国から移籍出来るままかも知れないが、Man UやCity、LiverpoolにはEUからの選手は来れなくなる可能性がある、ってこと分かってましたか?EPLではなくなるかも知れないのですよ。仮にLondonが独立してEUに加盟したらの話なので若干荒唐無稽な話ではあるが、意外とそうは言ってられなくなるかも知れませんのでね・・・。CLの枠も間違いなく減りますよ。。。
考え直しなさいな。
サッカーの話はさておいて良いので。。。