MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



昨日某所へMTGで行き、その帰りにやたらとゼッケンを付けている人がいるなぁと思ったら非常時帰宅訓練と書いてあった。

出発地点から同じ方向の人たちで歩き始めるんだろう。しかしおいらがその人達に出会ったのは都内ではない。だから数人ずつがバラけていったんだろう。次から次へと同じデザインのゼッケンを付けた人を見た。こういうの重要だよなぁ。今となっては一年近く経つが、このあと確実に大きな地震が来ると言われている。おいらのオフィスは渋谷だから頑張れば1時間半から2時間あれば自宅に着く。しかし3月11日の当日、渋谷に人をバイクで迎えに行く最中に見た光景は異様なものだった。246が渋谷から池尻、三茶、駒沢に至るまで比喩でもなんでもなく両側が人がびっちり繋がっていた。電車もバスもなかったので歩いて帰宅するしかなかった訳だ。そういう時は自分のペースで歩けるとは限らないな。

まぁ通常はオフィスにいることが多いんだろけども、社会人とてオフィスにいるとは限らない。客先にいることだって考えられるのだから、オフィスからの帰宅ルート以外もある程度知っておかなければならない筈。実際、おいらはその日三茶でMTGをしていた。インターンの子をうちに連れ帰りMTGを始めようとしたその矢先だった。その時三茶でMTGをしていたもう一人の女性はたまプラで電車を降ろされ、人生初めて来たたまプラから4-5時間歩いて自宅に戻ったそうな。またそのインターンの子の彼女は大阪在住の子だったのだが、折しもその日その彼に会うために上京してきていた。右も左も分からない渋谷で待ち合わせをすることになったわけだ。しかも携帯は繋がらない、携帯メールは繋がらないと言う状態で全く分からない場所で立ち往生となった。その子をバイクで迎えに行き、結局二人共我が家に泊めたのだが、そういう結末になる人は少ない筈だ。知り合いの中にはたまたま仕事を休んで銀座で買い物をしていて、田園都市線の多摩川を超えた駅の自宅迄歩いて帰ったそうな。9時間以上歩いたとか言っていたなぁ。

おいらは比較的道を覚えるの得意だし、バイクと言う渋滞の関係ない機動力もあるから仮に奥さんが東京駅の近くのオフィスにいてもなんとか迎えに行くことは出来るかも知れない。だが災害時には環七はより中は閉鎖されるからどうなるか分からない。閉鎖対象が車だけになるならバイクで迎えに行けるが、どこかまでは歩いて帰ってきてもらわなければならないかもね。

日頃からそういう事態に備えて生活しなければならないなんてホントに嫌な国に生まれたものだ、と嘆いても仕方ない。どれくらい大変か、一度歩かないと行けないかもな。オフィスにはスーツやシャツ、革靴などは常備してあるが下手するとスニーカーとかも置いておくべきか…。ブーツで2時間歩けるのか分からんよなぁ。。。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 『渋谷のオフ... 『赤ちゃんだ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。