MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



ここ最近、実践女子大学や和光大学、早稲田大学で就業に関する講義を行って思うこと。

男子、女子とか関係なく、出来る人、出来ない人、分かれてくる。顔を見ればすぐ分かる。講義への出席者全員が講義内容を理解出来る訳ではない。これは当たり前の話だが、当の本人たちは分かっていなかったりする。全て理解しなきゃ、なんて気合い入れても絶対無理だ。ある意味講師側も、ここは掴みのネタ、ここは肝、と分けている筈だ。だから、全て持ち帰るなんてことは端から期待してはいない。


ポイントだけ押さえてくれれば良いように講師は講義内容を設計している(筈です)。


どこの大学に行こうとも、正直学生にそれ程大差はない。が、学生の学問レベルと言うか、理解度と言う意味での出来不出来に関してやはり差は発生する。これは事実ある。偏差値と言うものは大学に入ると言う点において、18歳時点での学力を測る指標としては多分正しい。しかし入学後数年経った時点での学生としての優劣の差は完全に埋められる。埋められるのに、埋めていないか、埋める手立てを整えていない。多分、大学が偏差値が低いことに辟易して学生を馬鹿にしているのだと思わざるを得ないような指導をしているようだ。とある、大阪の大学では学生相手に先輩の真似をしろ、と伝えていた。。。ダメだな、あれでは。。。本当は偏差値の低い大学の学生でも、他の所謂高偏差値大学と言われている大学の子と就職活動の準備度合いと言う意味ではほぼ変わらない。中身に大差ないんだよ、学生と言う意味ではね。仮説として 朧けに思っていたがやはりそうだった。21歳の中でそれほど変化がある訳ない。


であるならば、早く準備をした方が良い。


しかし、いきなりエントリーシートを書き始める、等と言う愚を犯すと多分いくら早く始めても無駄。と言うか無理。何から始めるべきか、それに付いては分かってもらった(筈)。いきなり手作業しようと思って机に向かい、はたと考える。何をすべきなのか…。分からないままでは話しにならないんだが、ほぼ全ての学生がそうだと思う。何をして良いのか分かっていない。だから安易に先輩のESのコピーに走る。。。 そう言う学生に限って内定取れないとか言う訳だ。自分の不作為を社会のせいとかにしてはダメ。やることやらずに、誰かが餌運んでくれるなんて言う思い、愚の骨頂。だからこそ大学の中で意識持った学生が一生懸命正しいやり方をすれば良いのだが、大学は就業教育にもっとお金掛けるべき。四方や、通常の大学での講義内容を全て事こまかにDictationして覚えさせようなんて事してもダメ。まぁ、講義内容 の全てを覚えている訳ないわけでね。。。大学の講義なんて暗記するものではないし、ましてや就職に関しては暗記するものとは程遠い。。


考える癖を付けないと。それも正しい考え方しないとね。


自分の学生時代、必要と思って受講した講義であっても全部覚えているなんてこと一度もある訳なかった。ICUの中でも正直それ程面白くも役にも立たないlectureも多々あったのは事実。実学的にも、学際的にも、役に立たないなんてこと平気である。それはMBAでもそうだった。そもそも学校で教わることが正しい、役に立つことばかりなんてのは完全に間違いでどう咀嚼するかを考えていなければ学校なんて行く意味ない。


であるが故に、復習をしながら考える癖を付けるようにするべき。


最近の子に 共通しているのは、復習の仕方知らないってことかな。これはホントに東大でも早稲田でも慶応でもICUでも京大でもダメな子が多い。だから同じ過ちを犯すのだ。忘却曲線の観点から言えば如何に早くReviewするか、これは非常に重要。反省と言う意味だけではない。覚えて身に付けると言う意味でもReviewは重要。


Viewを再び(Re)見返す


と言う意味でReviewなのだ。何がメインメッセージ=観点 =Viewだったか、と言うことを見返すその方法を知っている者は身に付く度合いが高くなると思う。勿論、適切な成果設定してこそのreviewである。何故それを学び、何を得たいのか、それが不明なままreviewしても意味はない。闇雲に何かをしてはダメ。

つまり、最初に考えていないからreviewも出来ないのである。

正しい就活しなはれ。人生で何を見出だしたいのか、考えなさい。全ては自己責任。親は必ずあなたより先に死ぬ。一人称で考える。

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