MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



茹だるような暑さが、ほんの少し和らいだかな、と一瞬だけ思えた夕方6時半。

 

誰しも歩くのは暑い。おいらはバイク置き場にバイクを取りに歩かねばならぬ。暑いが仕方ない。でなければ帰れない。ビルのエスカレーターを降りて、いざ、まだ暑い中を歩かねば、と。オフィスビルの前にはタクシー乗り場がある。タクシーには目もくれず、意気込んでさぁ歩くぞ、と覚悟してね。その時に感じたのが上述の空気感。多少涼しさを感じたのは、昼間が死ぬほど暑かったから、であろうか。その比較でほんの少し涼しさを。。いや、それでも十二分に暑いのだけども。

 

そのエスカレーターを降りて行く時に親子が目の前に。女の子、齢、5歳前くらいか。。ドアを出る時に親子を抜いた。そしたら、その女児が突然大きな声を出す。  

 

『タクシーがいぃぃ!!』

 

(え?)

 

一瞬、振り返ったが、やはり先程の女児であった。お母さんは大弱りっぽい…。タクシー乗り場の誘導係りは困ったであろうね……。この女児のリクエストに応えるのは、やっちゃいかん、と思いつつ、乗るならドアを開けますが、と言う感じだったろう。。その後、3回、4回と『タクシぃぃ!!』と。

 

別に子供だから歩けとは言いませぬ。

 

暑いのは皆同じ。ただまぁ、みっともないわなぁ。。世間様はきっと子供のくせに、と思う人が大半だろうに。『ジュース飲みたいぃぃ!』と騒ぐのとはちょっと違うんだろうね。大人だって、公共交通機関使うのが当たり前で、タクシーは贅沢と思っている乗り物だからなぁ。でもなぁ、分かる…。歩くの、嫌になるのは実は子供の方が歩幅も短いし、そう思うのかも。ろくな大人にならんぞとは個人的には思いませぬ。一度知った甘い蜜は制御の効かない子供の方が直ぐに思い出すのだろう…。空気読め、とか言えないし。  

 

きっと、お父さんが乗せたのね、とお母さんは恨みがましく思っているのかもね…(苦笑)。

 

最終的には歩いてました。



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