MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



まだ始まる前の話なので、詳細は避けるが幾人かの方とワークショップ。

生産性と言うことを語るには、まだ回数は足りない。しかしながら、ステークホルダーがどのようなプロファイルで、どのようなニーズで、どのような行動を取るのだろうか、と言うことをヒアリングしながらその方向性を詰めていくのが新規事業立案の初段階であろう。ここ最近は非常に有益なヒアリング等が出来ていると感じている。やはり誰とどのような仕組みを作っていくか、は非常に重要。


キーワードは人だ。


色々なニーズがぶつかっていることに気付き、方向修正を掛けていくのがビジネスプラン。当たり前の話だが、レベニューとコストの見合いがないものを前提としたビジネスモデルプランは有り得ない。新しいレベニューを求めて、リスクの最たるものであるコストをどの段階でどう投下していくのか、は非常に重要な話。新規事業スタートに当たってはそれは資本金であったりする。そうでなければ立替払いであとで精算するしかない。無い袖は振れぬ。リスクアバースで行くのなら、オペレーションコストを資本金とは別に銀行借入等で積み立てるとか(それはそれでリスクの一つなんだが…)していかねばならないが、今時中々銀行がお金等貸してくれないだろう。銀行にはお金余っているんだけどね。貸してくれるかどうかは別問題であるならば、それ相応の覚悟が必要だろう。覚悟がなく、リスクアバースの姿勢ばかりでは壁に当たっていると勘違いして多分何も始まらない。特にマーケティングとITのシーンでコストが掛かる。このお金の掛かるシーンで判断を間違えてしまうといくら良いものでも売れない可能性が高い。マーケティングは昔から行っている手法でそのまま行くのか、それともネット系に行くのか、きっちり情報収集をした上でどの段階で移行するのかステイするのか、その覚悟が必要だ。特に今時はオペレーションですらITに依存することが多い。きっちり中身を吟味してどうしていくのかの判断をする。その時に必要なのは覚悟。

覚悟…。

しかし覚悟と言っても江戸時代の武士ではあるまいし、ビジネスシーンで覚悟と言っても中々芽生える訳ではない。何かと何かが絡み合い、その中で取捨選択を重ねていく行く以外はそれは芽生えないのだろう。物事を俯瞰的に見て、フレームワーク内の要素を洗出し、それがもしバッティングする要素が他にあるのであれば調整を図らなければならないが、その際に自分自身の観点だけで判断しようとすれば調整をしようとならない筈。やはりそうなると覚悟は生まれないんだろう。仕事をする上でやはり丁々発止で戦略を立てていくようなシーンに身を置き、その調整がポジティブに働いた場合でも、ネガティブに働いた場合でも、きっちり検証をしていかなければ成長はしない。売れる商材設計をしたと認識しても、それがクライアントに響くとは限らない。それを他人のせいにして販売主体がゴニョゴニョ言うようでは売れないのだが、とあるワークショップでなんで売れないのでしょう、と逆切れのようなシーンがつい最近あったのだが個人的には本当に恥ずべき話だと思う。掛けるべきコストを掛けず、売るための仕組みを作らなければ売れないのは当たり前。誰もが欲しがるようなダイヤモンドを渡航する方法のない無人島で1カラット1000円で売ったとしても、プロモーションすらしなければそこに商品があることすら知られない。当然売れない。当たり前のことなのだが、それに気付けない人が多いこと。人里から離れた雪がしんしんと降る森の中で木が倒れても誰も音は聞こえない。そこでマーケティングしても仕方ない。売れなくて当たり前の状況を逆切れする経営者って言うのはなぁ…。


ムダな時間を過ごしたくないかな。。。


逆に事業計画立案をきっちり行って来た人との話では、どのようなシーンを経てきたか、と言う具体的な話だけではなく、抽象的なシーンであったとしてもきっちり話が進む。自分自身の成長を促すには、切磋琢磨していく必要がある。兎に角がんばろう。

次、楽しみである。



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