MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



プロジェクトチームメンバーとの飲み会の時に、出身の話になり。

 

名古屋なんですけど、最早人生の7割近くを名古屋ではない場所で過ごしているので、生まれ故郷で、選挙で誰が立候補しているとか、まるで知りません。ただ、県知事と名古屋市長はある意味お騒がせ事案であり知ってます。国政とは違って、党利とか関係なく、その地元にどれだけ還元できているか、とかで見るべきなのかなと思ってて。あんまり支持政党とか正直どうでも宜しくて。。名古屋市長には全く賛同しないけど、故郷愛知県のことの枠組みで県知事は頑張ってるように見える(実際は知らんけど。。)

 

ただ、今回は国政選挙なので、このそれぞれの選挙区選出の議員が集合体として動く前提になる。選ばれた地元の事だけを考えて国会議員になる奴なんぞ実際ほぼおらんやろし。故に、その地域毎に選ばれる仕組みなのに、結局のところその先の永田町の歪みに吊られていく『無垢』な新人議員とかたくさん出てくる訳ですわな。まぁ、政治屋が跳梁跋扈している中で、1人だけぽっと出がイキったところで、まさに政治的に潰されるだけだろうから、こんなに長いものに巻かれろ的な論理が蔓延る世界も他にはないんでしょう…。

 

まぁ、そう言う現実があることをどう認識したり、政治に期待しないとかだったり、色んな思惑で投票に行かない人たくさんいるのも分からんではない。結果としては50パーセントをちょい上回っただけで、大して投票率は高くないのは期待させない構図を政治屋がせっせと作り出して、既得権益を吸い取れるようにしてるんでしょうね。投票率高いと自民は負けるって分かってるから。

 

正直言えば、結婚して暫くするまで投票なんて行ったことなかったのよね。

 

そもそも日本に居なかったり、出張行ってて知らぬ間に終わってたり、興味なかったりしたのだよね。投票日の為に海外旅行から途中で日本に帰国するなんてことする訳ないし。けど、今は、子供が生まれたこともあって、こんな昭和初期のような雰囲気で数の暴力を押し進めようとする風潮にパパたちは抗わなかったの?って後から子供に言われたくないしな、と思い始めてて。だから投票した。

 

気になって、投票率について調べていたら面白い記事を東京新聞でみつけた。

 

単純に結果だけ言えば自公が勝ったように見えるが、票の合計値で言ったら共産、立民、れいわ、社民とかの特定野党の得票数は自公を上回ったと。

 

まぁ、維新とか国民なんちゃら?とか、自公より右より?の党の得票数を足したら、ずっとそっちの方が多いだろうけどさ。言わば、結果の集計の閾値の妙であり、虚偽はないけど切り方の方策を東京新聞は良いように見せていた訳だが。なんだけど、まぁ、このメディアが言いたいのは、ガチャガチャ言ってないで、野党共闘しろよって事なんだろうね。実際には揉めまくって前回から野党共闘を言えない雰囲気に持っていった誰かフィクサーがいて、今回なんてそんな雰囲気、欠片もなかったよね。

 

野党側は反省とかする時にこう言う記事を書いた記者とかからヒアリングして次の方策とかの判断材料にしたりしないのかねぇ?切り口は偏っていても、得票数については事実だからね。やり方あったんじゃね?ってことを結果考察してくれてる訳だから聞くに値はするかもね。政治的に成し遂げたいことあるのなら無駄なプライドとかしがらみとか棄てないと。自民だって同じ政党なのが不思議なくらい中でいがみ合ってる訳でしょ?ある意味プライド棄てたもん勝ちなんだから。

 

野党は、結果として、議席取れてないんだから今後同じことしたって落魄れるだけでしょうに。。。

 

まぁ、そんなに頭の良い人たちばかりでもなさそうだし、さりとて弁護士資格持ってたりして決してバカなんかではない人たちが党首だったり元党首だったりするのに、くっだらないプライドとかで自分たちのクビ、いや首を絞めてるようにしか見えないって言うね。。。烏合の衆と思いきや実は、、、なんてことになるやも知れぬ訳で。当選してから一緒に会派立ち上げません?的ことするくらいならその前から共闘すれば良いのに、って思うのは政治は一筋縄ではないんだよ、とか知ったかの人に言われるんだろうね(失笑)。

 

本題。

 

ところで、今回は個人の名前を書くのを最初にし、そのあと比例代表で党名か個人名を書くのを2つ目にしたのだが、なんと2人とも当選したのよね。

 

正直、こんなこと初めてでかなりビックリしてまして。もちろん、自民でも公明でも維新でもないんだが(大阪の人はなんであんな極右政党に入れるのかねぇ?)、政党名は書かず、両方とも個人名にしたのよ。ま、2人とも同じ政党なんだけど、その2人ともになら期待しても良いのかなと思って。結果的には東京の人たちの民意としてはその2人を当選させたのだから、おいらの考え方がマイノリティではなくなったのかなと一瞬、錯覚しましたね。

 

街頭演説でモニター使った形式で説明したり、色々と頑張っていた中には、それは相容れないと思ってる政策も多々あったんだけど、組織票の動員とか掛けられる共産党の候補者に入れるよりも、ちょっと真面目に応援すっかな、って思って。政党要件を満たしている状態がこれだけ暫く続くと、ひょっとして何かやり遂げちゃったりする?って期待した人が増えたってことですかねぇ。現実、当選しているんだから。

 

( )内は公示前。

                  22年参院選   非改選    参院全体   

自民   63(55)   56  119(111)

公明   13(14)   14   27 (28)

立民   16(23)   22   38 (45)  

維新   12 (6)    9   21 (15)

国民    5 (7)    5   10 (12)

共産    4 (6)    7     11 (13)

れ新    3 (0)    2    5  (2)

社民    1 (1)    0    1  (1)

N党    1 (0)    1    2  (1)

参政    1 (0)    0    1  (0) 

無     5 (8)    7   12 (15)

 

ま、政党としての支持と言うよりも、君ら2人は名の知れた存在だけあって、公約とか守る方向に動くのよね?って思えたから入れたんだけどさ。おいらと同じように共産党には何となく入れにくいし?、勝手に赤旗購読者が入れてなんとかなるんでしょ?と思っていたら議席減らしてたって言うね。れいわと共産党の当選者数ほぼ変わらんやん…。

 

なんか、色々と逆転していく、今回がそのターニングポイントだったりしてねぇ。参議院だけで政党要件満たしちゃっていることになって、委員会での発言回数割り当ても増えちゃったりすると、NHKの国会中継で発言を目の当たりにする人も増えて、結果感心する人増えて、期待値増えてってことになる可能性、ちょっとあるんではないの?

 

それでも政治には期待はしないけどさ。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 『食後に笹団... 『午後半休と... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。