Kuala LumpurでSさんご夫婦と飲んでいたときの話。
実はおいら、うちの奥さん、Sさんは同じコンサルファームでした。しかも時期が一時期被っていて、おいらはSさんのことオフィスで見た覚えがありましてね。こんな偶然ちょっとないなぁ、と言うことを一番最初に偶然会った時に話したものです。おいらがそのファームを辞めたのは2004年4月。Sさんがお辞めになったのは2002年くらいだとか。おいらがジョインした2001年当時はファーム全体で大した人数いませんでした。オフィスも虎ノ門の某所に二箇所あったりしましたが、本当にこじんまりした感じ。
そんな3人が共通で認識していて、そしてSさんの奥様のいらした某都市銀行と偉く違った点。それが
加点主義と減点主義。
都市銀行なんぞ、典型的な減点主義。何かオペレーション上でミスすると出世に響く訳です。だからミスが発生しないようたらい回しにしたり、何か後から“刺されない”よう内部のオペレーションを優先的にして、顧客の言い分やニーズなど完全無視。銀行なんて手続きの多いこと多いこと。キャッシュカードなくした時の手続き、誰が考えても愚かしい。詳細は割愛するけども、Sさんの奥様がいらしたような都市銀行内部のオペレーションは兎に角ミスをしないよう、時に客を待たせようが書類書かせようが違う店舗に行かせようが関係ない。銀行にとってミスをしないようオペレーションすることが求められる。だからマニュアル通り皆が同じことをするよう求められる。だから転勤してきても誰がそのオペレーションしても同じようになるよう結果を求められる。
一方でコンサルファームと言えば逆。
同じようなことしていたら、と言うか先ず採用されない。まぁIT系、システム系の場合一定のスキルを持っている人を求める可能性があるかも知れないけど、通常のコンサルファームは人と違うスキルを持っている人を求める。ファーム全体としてデリバリーするサービス内容に付加価値を与えるために、ある一定程度のサラリーコストを配分することを前提に違う人を雇う。同じように見えて違う人を取れる人事部って言うのがコンサルファームには求められるかも知れないね。但し一方で何か特定のスキルや知識だけあれば良いかと言えば絶対にそんなことは有りませぬ。コンサルに求められる最低限のスキルはコミュニケーションでしょう。ちょっと前に自らをコンサルと称して活動されていた方と一緒にしていましたが見事なまでに支離滅裂。別に英語ペラペラとかそう言うことを求めたりしません。言語など所詮ツールですから。しかしMTGの最中に相手の話を聞かないとか、自分の言いたいことを全く伝えられずMTGを停めてしまうとかとんでもない人がいたりしました。長くはファームにいられなかったみたいですが、やはり去もありなんと言う感じでした。また平気で相手を貶すようなこともご法度でしょう。まぁたまに自分のファームの、特に部下をクライアント前でバッサリ後ろから切り捨てるような輩いましたがそれならまだマシ。クライアントと喧嘩しちゃうようなオバカさんいたりするんです。コンサルなんて所詮人の褌で相撲とってるだけですから。その人と言うのはクライアント以外何ものでもなくて、そのクライアントをストレートに貶しちゃったりすれば結果はどうなるか必然的に分かると言うものです。。。
そんな話がKuala Lumpurでの最後の夜のネタでした。
結論として、Sさんの奥様から見た我々は変わっているのだとか。それは褒め言葉として捉えるしかないですねぇ。だって変わってますものw。
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