ここ6年、7年と大学や大学院で教える機会があり、それまで聴く側でしかなかったところからえらく立ち位置が異なる機会に恵まれた。
教えると言うのはそれなり以上に大変で、講義資料の作成などはクライアントへのプレゼン資料と同等の力の入れ方をする。時に大学の偏差値に合わせてくれ、と教授側からの強いrequestがあり、その場合には講義資料のレベルをより一層噛み砕いて、間引いて講義する事もある。確かに学部レベルで、プロモーションコストの減衰を確立しつつ、一方で蓄積された顧客データを動的、静的なデータに分けて時間軸的な観点や収益金額等から優良顧客に分けた上で、十把一絡げの過度なプロモーションコストを投下しない、と言う概念をCRMと言う言葉で語っても1%の学生も理解しないかも知れない。それをスポーツと言う業界特有の概念を加味して話すと余計に一般的なマーケティングとして通用しなくなったりする。
何にせよ、その手のスポーツマネージメントの講義をします。
教えると言う事は教わる事。学生は電信柱ではないから、一方的に話しても意味はない。しっかりと一人でも多くの学生に、あの時あの人の講義聞いて良かった、仕事に役立ったと思ってもらいたいものです。人生に与える影響を軽々に考えず、しっかりと伝えたいなと思う次第。
直近は7月10日に15時から講義します。
| Trackback ( 0 )
|