MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



仕事上必要な本ということで「ロングエンゲージメント」と言う本を読んだ。

結論、今抱えているいくつかのプロジェクトに役立つ部分があった。まぁ、初歩的なことを分かりやすく書いてあるので、入門書としては良いと思う。ただ書かれていることがプロレベルではない、と言うことではなく今一度考えるTipを与えてくれると言う意味で良いと思う。

ネット時代の情報収集・分析・取捨能力ってそうそう簡単に書けるものではないと思う。そもそもどのようなデバイスを持っているかによって接触出来る情報は思いっきり変わる。昔ながらの刷り物系と言うことであればやはり固い、確実だと思われる情報のみが掲載される。しかしながら社説などに関してはかなりバイアスが掛かっており、そのまま信じられるかと言うことの「リテラシー」を上げていかないと何も分からないままの可能性もある。リテラシーとは、能動的、且つ分析的に(懐疑的に)情報に接する能力だと思うが、これそのものを上げるのは情報そのものとは関係ないと思う。むしろきちんとしたフレームワークセッティングが出来る人は、それに必要な要素:情報を戦略的に収集しようとするし、必要であれば接することが出来るデバイスを自分できちんと選ぶ。

しかし大多数の人は溢れでてくる情報に飲み込まれている可能性が非常に高い。しかも厄介なのはそれに毒されていることに気付かないことだって考えられる。自分の情報処理能力を超えた情報に触れようとしても仕方ないのだが、大体どこのレベルが自分の限度なのか、を考えないと知らないままになったり、分析し得ない程情報を集めたりすることになる。

色々と考える契機になった本かなぁ。

しかし、本を読んだところでどこまで何を覚えていられるのか。。仕事に役立つと思っているだけでそのことに言及すらしない可能性だって多いにある。と言うか、殆ど言及しない可能性だってある。数パーセント程度かも知れない。

だからと言って本を読まないと言うことではない。理解をしようとしていればどこかで必ずその知見は役に立つ。そんないつかでは、、と言うのであれば頑張って書評でも書いて文字にする、と言うことで理解を深めることだって出来る。今インターンをしているスタッフくんは相当本を読むらしいのだが、その書評を書いているらしい。4月からコンサルファームに行くとまともに本を読む時間が取れるのは行き帰りの電車くらいになったり、ランチタイムのちょっとした余り時間くらいになる可能性が高いが、少ししか時間がないのであればきっちり身に付けていく手段も持っておかないと、と最近反省、ですw。


ロングエンゲージメント なぜあの人は同じ会社のものばかり買い続けるのか
京井 良彦
あさ出版


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