MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



ICUのサッカー部の後輩で京都在住の男がおり、先日美味しいお店を聞いていた。

お勧めとして言われたお店は四条河原町から直ぐ傍。そして何度も通っていた道にあった。

ご存知湯葉刺し。大学四年生の時にゼミの卒業旅行で日光に行き、その時湯葉尽くしの料理を食べて以来、湯葉刺しの美味しさに目覚め、何処に行っても湯葉刺しの美味しさを自分なりに評価してきている。これは明らかに日本の文化である。誰もこれが大豆の絞り汁などから出来るとは思わないし、こう言う概念や方法論がないから英語で説明するのが極めて難しい。

実際、隣に5人のAustralia人が来ていていくつかお店の人の為に通訳したけど、日本ぽさに近付けば近付く程説明が難しくなる。



これは蓮根の真薯。餡掛けのダシがまぁまろやかで美味しいこと。出汁は昆布出汁かな。あとはなんだったかねぇ。



そしてこれは蛤の酒蒸し。言わずもがなで美味し。水菜がよく合いますわ。出汁は同じくでしょうか。




そして天ぷらの盛合せ。2人で半分子なので全部は食べてませんけど、穴子の天ぷらは絶品でございました。



最後は穴子丼と味噌汁。赤、白、澄ましから選べますが、具材は更に10種類くらいから組み合わせて選べる。おいらは赤出しに湯葉と言う組み合わせで。最後まで絶品尽くし。



上がり框のところには『春夏 冬』と言うお札が大豆の入った枡の中に立ててあり、更に枡は二段重ねで、その下に半分の面積の枡に。これは商いに飽きが来ず(秋がない)、豆に働き、益々繁盛(枡が二段で“益々“で、更に半分の畳数で“繁盛“と言う意味)しますように、と言う事だそうで。京都は排他的だの心が無いだのと言われるけど、粋やわ。

それでこそ、京都。

ご馳走様でした。また必ず参ります。


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