
渋谷のオフィスにて8時半をすぎるくらいまでMTGをしていたのだが、お腹も空いたことですし夕飯へ、と言うことでホルモン哲へ。
ひと通り、ホルモン刺身、煮込み、焼き物をいつもどおり食べて堪能。いや、やっぱり美味い。白センマイはいつもより少しだけ塩分が濃かったけど、昨日は不思議と疲れていたのでこの少しだけ濃かった塩分が美味しく感じられたかな。疲れているところを見越されていたりしてw。
で、締めは冷麺。
実はおいらは冷麺大嫌いなのです。端的にキュウリが乗っていて酸っぱい食べ物だから。キュウリなんて死んでしまえぇ。消えてしまえぇ。無くなってしまえぇ。と本気で思っています。マジで嫌なのです。大日本キュウリ大キライ党を立ち上げて撲滅したいくらいキライです。何があっても1億円もらっても食べたくない。。。。。。。キュウリ農家には悪いですが、嫌なものは嫌ぁぁl!!!
と言う訳で夏に冷麺と言う発想はおいらには全くないのである。
が、ホルモン哲の冷麺はそもそもありきたりの酸っぱさはない。それは皆無。むしろマイルド。高級料亭で出される椀物の下味に使われるようなまろやかな味なのである。基本ベースは冷麺と言っておきながら和風なのだが、このダシ、魚系じゃないかなぁ、昆布系も混ざっているかなぁ、といいつも味を確かめながら食べる。
いやもうこのダシが本気美味いのですな。
そして麺の種別は敢えて書きませんが、その麺使うんだ!と言う麺を使っていた。アイデア勝負する類の人たちは様々な試行錯誤の後、本当に勝負出来るものを持ってくるんだ、と思う。こう言うところは人に見せる部分だとは思わないけども、チラッと垣間見えるこの“アウトプット”にはただただ感服するのみ。いや、感服などと言うと失礼に当たる。
お金を払って外に食べに行く以上は美味しいものを食べたいと思うのは人間心理として当たり前なのであるが、ここでしか食べられないものを求めているんではないかなぁ。究極的に言えば慣らされているやも知れぬが、いわゆる“おふくろの味”と言うものを求めるのは自分の中で唯一無二の物であるからなのかな、と。実際問題、社会人をしていると外で食べる機会も多いが、毎度毎度当たるとは思えない。と言うかむしろ惰性で行くお店も多々ある。全然違うシーンで言えば、誰それの結婚式披露宴の会場は、、等と言うものは覚えていることは少なくても、あの時食べた料理は美味しかった、とか意外と覚えているもの。人間の感覚など、脳生理学的には知らないけども記憶等と言うものは一生覚えているものもあれば、フラッシュに神経を通るだけで忘れ去られるものもあるでしょう。味と言うのは一瞬堪能をするとその後しばらく余韻を楽しんだあとは、翌日には美味しかった覚えだけが残るものと思いきや、その同じ味を暫く経ってから食すると、ふわぁっと過去の記憶が思い出されるのではないのかな。
このふわぁっと思い出される味が何度も何度も戻ってくる感覚こそが、現代人に許されている数少ない合法的な麻薬なのではないのかなぁ、と。
味って特許には出来ないんだけども、同じものを同じ店で味わえる喜び、別名ご褒美、これを一つのニンジンとしてぶら下げて仕事するのもありなんではないかな。こう言うのがあるからこそ日々の仕事が頑張れるって話でしょう。そう言う意味でオフィスから徒歩3分ちょっとのところにこう言う行きつけのお店があるのは非常に助かる。
そしてこの暑い時期はやっぱり冷麺が毎度毎度食べたくなるのである。
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同じものを同じ味で。おふくろの味
いつもと変わらず美味しかったといつも言われるようこれからも精進いたします。
是非また近いうちに!!!