MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



フランクフルトにいた稲本がフランスの一部レンヌへ移籍が決定した。

先日フランクフルト出張の時に2日滞在している中でイナくんとはランチ、ディナー、ランチ、ディナーと4回もご飯を食べる機会があったのだが(非常に楽しかったです、ありがとうございました)、その時は来シーズンのチームは決まっておらず、心の底からおめでとうと申し上げたいです。今だから言えると思うのだが食事の時はまだ決まっていないんだ、と(フランクフルトに残留のようなことを言っていたけど)言っていた。代理人のTさんもマネージャーのSさんも一緒に食事の時にいたから間違いないです。それにしても時間が掛かるものなのだなぁ、と。

移籍には(今更ながら)色々な決定因子が巡っているのだねぇ。

実際、フランクフルトの監督がフンケルから交代になるとなってから急転直下探したのだろうし(推測)、レンヌの監督がG大阪の監督を2年間も執ったアントネッティになったからこそレンヌと言う話になったのだろうし(これまた推測)。ドイツ国内での移籍も考えていたのでしょうけど、イギリス、トルコ、ドイツと色々と国、クラブを経てきた後、継続して自分自身のプレースタイルやスペシャリティがチームの方針と合っているところを代理人がきちっと探してきてマッチングをした結果なんだろうね。また、マネージャーってとても重要なんだなぁとも改めて認識。実際、代理人はチームとの交渉を一手に引き受けるのでしょうけど、マネージャーは生活全てを一手に引き受ける。必然的に接している時間はマネージャーの方が長いだろうから、これからの生き方など含めて良い手本となるようにしているのだとか。ビジネスライクにマネージメントしているだけでは選手のマネージャーはできないってことだねぇ。

勿論、代理人は色々な意味で大変でしょうけど、選手本位で考えての結論なのでしょう。

代理人と言えば、この前ミラノ出張の時にマウリッツィオモラーナと言う代理人に介在してもらってAC MilanのマーケティングマネージャーとMTGをした。彼らはことある毎に「プロジェクト」と言う言葉を使う。これ、詰まるところ選手の特性を理解した上で、チーム方針、監督の戦術とその選手がマッチするかを考えていると言うことだと理解する。そうやって、クラブ、チームと選手が相まって決められた方向性に一緒に動くと言うことだ。代理人はクラブスタッフではないが、自分の選手がそのクラブでプレーする以上は責任を持つと言うことなのだろう。中にはいやらしく、金、金、金と思っている代理人もいるだろうし、わざと情報をリークして移籍金を吊り上げるような奴もいるだろう。しかし、そうであったとしても選手が中心にあって欲しいものだ。

ただ、移籍金を吊り上げて、本来のマーケットと懸け離れたところで移籍自体を一人歩きさせるようなことは避けて欲しいと個人的には思う。

サッカービジネスに介在する人は多いのだろうけど、それぞれの立場から色々と企図する。マッチするかしないかはどっかで必ずコンプロマイズがあってのことなんだろうけど、どんな結果に対してであろうとも自分自身のためではなく、選手を中心にして〝愛情〟を必ず注いでいて欲しい。結構本気で思ってる、愛情って重要だ、と。

イナにはガッツリ頑張ってもらって、2010の南アのピッチに立っていて欲しい。本気でそう思う。彼はまだまだ最高のボランチであると信じているから。


そう言えばさっき恵比寿でイナのマネージャーとランチした後、明治通りを歩いているイナくんにバッタリ。今頃自主トレ中だろうけど、束の間の休息だったんでしょうね。頑張れガンバレ!!!

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