MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



“美を知る者は孤独なり。徒党を組めばやがて馴れ合い腐りゆくまで”

ギャラリーフェイクの第14巻に出てくる言葉です。しかも美術系のマンガ。いやぁマンガから得られるものって多いと思っていて。ビジネス書も読みますが、かなりマンガ読みます。単行本を作者(漫画家) 指名買いで。


ここから先は僕の個人的な感想。


長い物に巻かれていきその中でしか通用しない価値観が正しいと信じきった愚か者は最早他の価値観との差異すら認める能力が欠落することになる。悲しいことに比較出来ないため自分が絶対的になってしまい、知らず知らずのうちに行動が独善的になり、結果として自分の美意識と言うか恥の領分が希薄になってくる。間違っていることを認識出来ないために恥とも思えなくなる。


客観視が出来ない者は恥と言う概念がなくなる。


最近その、あたかも『裸の王様』のような者に出会った。既に年齢的に老害とも言える言動、行動であるのだが恥の概念が欠落しているため、自分の行動が俯瞰的客観的に見られない。更に悪いことに“いい歳”をしているので周囲は腫れ物に触るか如く接するため逆に誰も指摘してくれないことになり悪循環の連鎖反応は断ち切れない。悲しいかな、こう言うケースの場合、信頼を失う。謂わば半身不随的になっているのだが現状認識が出来ないから対処方法を検討すらしない。付随もいつかは乗り越えてしまい一体化してしまう場合がある。

但し、変な意味で「世の中捨てたものではない」のか、はたまた愚かなのか、半身不随に気付けず徒党を組む手立てをしてしまう場合がある。

中には一緒に動いてしまうこともあったりする。まぁ中には大人の対応がしっかり出来る人で、本質的なロジックとは違う形で付き合う場合がある。体制側にいたり、またある一定以上のポジションにいたりすると周りは特に何も言わなくなってしまうからだ。いわゆるイエスマンの類ではなく、議員の秘書みたいなものだ。本当に頭の悪い議員秘書は自分を捨てて、自殺してまで議員を助けるのかも知れないがこのご時世そこまでするのか甚だ疑問だ。しかしながらそれもそこまで長く続く訳ではなくいつか見限られる。見限る前に修正不能な言動を垣間見ることになり積み重なると必然的に離れてしまうのだ。

大体この手の人間はあなたが間違っていると言うと逆上する。最早振り上げた拳を下ろす場所を探すことすら出来ず正しいことを指摘されると逆ギレする場合が多々ある。まぁ正しいことを言うことだけがコミュニケーションとは思わないが、会社対会社の場合などはきっちり後腐れなく片付ける必要があるから言うべきシチュエーションかどうかよりも、自分や会社の立ち位置を守るためにもはっきり言う必要がある場合が多い。

とは言えお気の毒様だと思う。死ぬまで変わらないんだろうね。。。。そう言うのとは余り関わりたくないなぁ。尤も現首相にそんなに関わるとは思えないけど。早急に退陣して政界引退すれば良いのに…。

ギャラリーフェイク(14) (ビッグコミックス)
クリエーター情報なし
小学館


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 『へぇ…』 『田邉さんっ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。