MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



移動せねばならなかったのだが、朝から何も食べていないままクライアントオフィスを12時40分前に出た。

13時半からの次のMTG先にはバイクで行かねばならない。ざっくり言えば渋滞していても20分あれば着くかな、と踏んで、さてどこでこのお腹を満たそうか、と考えていた。そしてふと、サンプル数は少ないが評価が高いラーメン屋があったな、と思い出してそこに行ってみた。意外な程がらがらで、16-7席ある店内には5-6名。即座にカウンターに通される。


豚骨と醤油の2種類があったが、醤油を選択。


イベリコ豚のチャーシューがどちらにも乗っているようだが、醤油を選択して暫し待つ。程無くして、半透明で、やや縮れ、の麺が湯掻かれ、スープが用意された丼に入れられる。叉焼が乗せられたあと、それをバーナーで炙っている。器が熱いのでと言われたが、確かにバーナーで炙ったこともあわせて熱かろう。注意しながらカウンター越しに受け取る。醤油ラーメンと書かれていたが、澄み切ったスープ。あとから知ったのだが、ここは無化調、無添加の麺、スープらしい。スープをまず一口すすると、干しエビの香りがまず真っ先に入ってくる。なるほど。そういう系統の醤油ラーメンなのね、と。間違っているかも知れないが、貝柱的な香りもする。とにかく魚介系の香りがほのかにする。別に変な主張はしない。決して、海鮮醤油ラーメンではない。飽く迄も強烈な主張をせず、控えめな味わいである。醤油と相俟った香りと味が口の中で広がる。プリプリの麺をすすると適度な弾力でスープと絡んでいる。聞けば、豚骨ラーメンも同じ麺だが、醤油ラーメンの場合には軽く手揉みをするとのこと。喜多方系と同じことをするようだ。テーブルの上にはメニューしかない。つまり、胡椒などを後乗せするような小賢しいことはさせません、との覚悟と気合が見て取れる。こちらもそれに気付いたので、胡椒を、なんて言う野暮なことを言ったりはしない。


兎に角美味しくてあっと言う間に食べ終わった。


決して量が少なかった訳ではないのだが、、このままスープだけが残った状態で飲み干すのもホントに勿体無いな、と思い、思い切って替え玉。因みに醤油ラーメンは820円で替え玉は210円。替え玉はまんま最初と同じ玉の大きさ、なので、出来れば半替え玉くらいがメニューにあると嬉しいかも知れない。飲み干した時に、焦がしの刻みタマネギが意外な程に味の根幹を担っていると言うことに気付いた。


久々に美味しいと思った。


これはしばらく通っても良いかも知れない。いや、通うな。ラーメン不毛地帯に一筋の光明が見いだせたかも知れないと思える程、美味しいラーメンであった。間違いなく次回は豚骨をオーダーするだろう。何せ、大本は薬院にあると言う。福岡の中でもかなり異質の豚骨ラーメンのようだが、その真髄を味わいたいと素直に思う。それ程今日食べた醤油ラーメンは美味しかった。


また是非お伺いさせていただきます。
ご馳走様でした。



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