MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



最初にやらねばならないことのフレームワークの説明。

推薦入試とは、受験とは、どのようなアプローチで勉強せねばならないのか、とか。自分もそうだったのかも知れないが、視野を広げてみないとやるべきことがやらないまま過ぎ去っていく可能性は高い。Whatの部分でやらねばならないことを抑えているつもりでも、Whyの観点からやるべきことを抑えに行ったほうが漏れがなくなる。

この手の話は、就職活動と同じ。

いつか書こうと思っていたんだけど、つい3日ほど前、丸の内のDean & Delucaで某KO大学の女子大生とA学の女子大生2人が、スーパー低レベルな就活話を、ホントに真隣で延々と展開していて…。小学校から?A学をエスカレーターで上がったと思しきその子、今をときめくブラック企業のD社にお父さんがいるの!って。。だから私もマスコミに!って。店中とは言いませんが、廻りはみんな聞こえていて…。論拠の欠片がまるでないままだったので、一瞬おいらはポーカーフェースが揺らいでしまったかも知れません(苦笑)。。。きっと怪訝そうな顔していたんだろうなぁ…。混んでいて席を変わることもできなかったんでその意味不明会話と言う拷問はその後1時間近く続いたのでした。。。ちょと前に同じA学の1つ上の某局のアナウンサーやってる彼と別れた、けどマスコミは、、、それでも魅力的!、みたいなことをよくまぁ喋る…。やっぱりマスコミだよねぇ。給料高いし、って…。


まぁそんな中身は薄い事この上ないからどうでもよろしいのだが、その2人の女子大生の就活に対しての進め方の話が酷いこと。。。


年収1,000万円になるためにはとか、お父さん含めて廻りは金持ちばっかりだから私達もそうなるよね! とか、やっぱり金融だったら外資系が良いよね、とか…。どこどこサイトに書かれている平均年収とかって、随分低いけど、私たちはもっと給料高くなるよね?とか…。関西人なら多分、「お前らみたいな中身薄いカスなんか1,000%落ちるわ…」とか言わないと気が済まないんだろうなぁ、と思うほど本気でおバカな2人が、自分たちの就活のススメ方はパーフェクト、みたいなことを語り続ける。。。大丈夫だよ、私達は受かるって言っていたからね…。まぁ、最後は落ちまくるだろうから親のコネで入るんだろうなぁ、と言うオチまで見える程。。。



可哀想だけど、Whyの観点がまるでない。

今の大学での学校教育はそんなもんなのでしょうなぁ。そのアナウンサーに二股掛けられて別れたA学の子なんて、私はアメリカに留学に行ったから、就職は大丈夫だと思う!、なんて真顔で言い放っていたので、思わずコーヒーを吹き出しそうになっちゃった…w。


アメリカに留学している学生、何千人いると思っているんでしょう?!


テニスサークルのキャプテンやってました、って言うのをウリにして面接に来る学生と同じくらいおバカレベルが似通っていますね。国立86校 公立77校 私立595校 計758校が2010年時点での大学数らしいんだけど、各大学に4つテニスサークルがあったとしたら3,000人近くのテニスサークルのキャプテンが居る訳だ。一部上場企業が約2000社あって、100人ずつ内定出したとしたら20万人。現実的にはもっとテニスサークルあるだろうし、それ以外のアクティビティのことを自己PRの内容として言ってくる学生が軽く2-30倍いたとしたら10万人近い学生が、キャプテンですだの、部長ですだの、と自己PRをしてくる訳だ。そもそも就活している学生は50-60万人くらい居るわけだからね。。。ライバルが実は沢山いて、KO大学だからとかA学だからOKとか、言う話、何処でどう身に付くんでしょう・・・?!そりゃぁ、現実的に言えば、偏差値高い大学に行っている学生の方が、石を投げた時に優秀な学生に当たる確率は現実論、高い。高いだろうけど、その大学の学生は皆優秀である、なんて言うことには絶対にならない。強姦騒ぎを犯すような学生がいる大学、と言うレッテルの貼られ方もする訳です。そんな事件が起きるともう16-7年前?の話なのに、W大学のスーパーフリーなんて言う穿り返されたくない話まで蒸し返される始末…。早稲田出身の学生が、そんな学生ばかりではないことは分かっているのだけどさ。。。それにしても、テニスサークルのキャプテンでした、とか言う話を延々と聞かされて、この学生と働きたい!って面接官が思うと思っているのか…。アメリカ留学に、って物味遊山的に留学していた学生かも知れないぞって、思われてないのかな?ってちょっと懐疑的にはならないのかね?過去に同じような学生を採用してもグダグダと文句言うだけで仕事しない、なんて言う経験が、面接官に個人的にありそうなオジサンたち、いっぱいいる訳だから、かなり疑心暗鬼に見ていたり…。


そんな話、聞き飽きるとは思わんのかねぇ…。


So what ?!の世界観しか語れない輩を後輩にして隣に座って一緒に仕事をしたいと、面接官が思う訳がなく…。最低限何か得た教訓くらいの話をしてくれないと、自己PRを聞いているおじさんたちは苦痛になること間違い無し。何かやった事実をWhatのレベル感だけで話続けられても、似たような話だなぁ、となるだけ。面白おかしくとは言わないけども、何かこんな事象が起きて、それを学生なりに解決しようとして、その時なんでこんなことが起きたのか、その理由や背景はこう言うことで、、、とか言う話とかがないと、聞いていて欠片も面白くない訳です。。。


こちらは次のMTGがあったので、その苦痛な話を聞かせ続けられる拷問からは逃れられましたがw、福沢先生は嘆いておられるだろうなぁと。


隣で、ガリガリ自己PRのために自分史を書いている姪っ子は、そう言うバカにはさせたくないですな。。。 



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