MilanoからLondon、東京に移り住みましたが、変わらず日常生活を書き記そうかと。。
ミラノ通信 - 我が為すことは、我のみぞ知る



本日8月1日の今朝方、10時44分に我が家に新しい家族が誕生しました。


名前の候補は2つありましたが、おいらの中ではもう絞っている感じです。
顔見て決めよう、なんて言っていたが、病院を出てくる夕方まで二人で悩みました。

こんな悩み、死ぬ程嬉しいw。
そして楽しい。



先週の検診では2,947gだったかな?だから、昨日とか話していた時は、3,100gとか3,200gとかかねぇ、なんて言っていたのですが、本当にちっちゃい。想定よりもね。おいらは、弟の子供が3人産まれた時、それぞれ病院に行った気がするんだが、3人共もう少し大きかった気がする。


まぁ、別に良いんですけどね。小さく産んで大きく育てる、的な感じにしていくので。



おいらさ、この日を一生忘れないね。




正直ベースで言えば、長年色々としてきた中で、漸く結実して。。。
時間もお金も労力も心の苦しみも。



産まれてきてくれたから今こんなこと書けているけど。
奥さんには本当に、本当に感謝しているし、ホッとしている。





もっと妊孕性が高い年齢の時に始められれば良かったのかも知れないけど、おいらのわがままとか、諸々の事情がありましたね。わがままと言うか、経済的にどうなんだろう、って独立してからの不安がね、ありました。そう云う意味では奥さんには申し訳なかったなと思っている。そのことでいっぱい話した。少し嫌な感じもあったかと思う。


世の中で、妊活と言う言葉が、婚姻年齢の高まりと共に一般化してきて、我が家もそれに乗っていました。


最終的にどんな結論になるのか、それがいつ判断されるのか、分からないまま、、、
暗中模索とはそのことなんだろうなぁと。
成功したら脱落していくゲームをずっとし続ける感覚だったと思う。
でも、いつか成功するだろうと思って、ひたすら努力をしますか?と問われながら続けるゲームでもある。
成功しなくてもそのゲームからは離れられるのだけど、その離れ方は決して幸せ満面ではないってこと…。

特に奥さんには、毎回、ホントに検査結果を聞かせるのが嫌な時期もあった。
それをね、1人で聞かせるのは嫌だなと思ったから極力一緒に病院に行っていた。全部ではないけどさ。



無事に産まれてきてくれたから、ある意味恵まれているんだな、と思っている。
今、辛い思いをして妊活をしている、あの病院で、待合室にいた見知らぬご夫婦をたくさん知っているからこそ、我が家の中では嬉しさが爆発し過ぎている感じなんだけど、そう云うことだけではないと言うことをね、心の中で持ったままです。



実際、中々上手く進まない夫婦も世の中たくさんいらっしゃるのをよーーーーーーーーーーく知っているから。


病院に通わせるのを1人ではさせたくないな、と心の底から思っていたので、バイクで送っていき、待合室で一緒に待ち、と言うことを極力一緒にしてきたつもり。奥さんが不安で不安で仕方なかったと思うんだ。でもね、悲しさなんかは共有出来るか分からなかったけど、駄目だった時の結果を聞く、そこに一緒にね、い続けて、その中で模索して、光を求めて次の一手を、と言う形で二人で頑張ってきた。実際には、奥さんの方が何十倍も何百倍も苦労している。御為ごかしな言い回しではなく、女性の体に対しての物理的な側面なんかは、男には一生分からない。だけどね、物理的には分からなくても、精神的なところは、なるべく共有できるかなと思って。二人でさ、プロジェクトとして、どう成功裏に導くか、どういうコミュニケーションを取るべきか、どうマイルストーンを切っていくか、と言うような考え方でやってきたんだ。

だからこそ、のProject Milan。
おいら、産まれたら、Milanって名付けたかったからw。





辛かったよね、、、
ありがとう。



去年の10月に妊娠が分かってからも、いつ、何があるのか、全然分からないと言う不安な気持ちしかなかったけど、誰にも言えなかったな。だから、安定期に入ったとて、それがなんじゃい、まだ産まれておらんわい、とやっぱり奥さんが妊娠していることは他の人には言えなかった。


それくらいね、不安で不安で不安で仕方なかったな。。。
この10ヶ月間。


どんどん予定日が近づいてきて、無事に、ただひたすらに無事に産まれてきて欲しいとそのことばかり願っていて。昨日の夕方にアプリで、前駆陣痛の間隔なんかを計って、いや、これはいよいよか?と。その時なんかは努めて冷静にしていたんだけど、奥さんを車で病院に連れて行く時、不安の塊だったなぁ。。今朝方、奥さんに電話をもらって、仮眠をしていた自宅から病院に行く時、掛けていた音楽に感情移入し過ぎて、まだ産まれていないのにw,号泣していた。

不安で、不安で、不安で仕方なかったからさ。


いつかね、おいらの身長を抜かして欲しい。
今の君はとても小さな天使かも知れない。
そのうち、悪魔のようにイヤイヤ期が来たりするだろう。
言葉を覚え、自分の気持ちを伝えて、ぶつかってきたりする時が来るだろう。
分かってくれ、とは言わないけど、おいらたちがあなたをどれだけ待ち望んでいたのか、いつかこの文章を読める程大きくなった時に、改めて話しがしたいな。



これからは、3人家族なんだよ。

分かる?

今は分からないよね。

こんなにね、待ち遠しいとは今のみらんちゃんには分からないよね。



今日がさ、おいらたち夫婦の、パパ、ママとしてのスタートだ。
このスタートを切ることをどれだけ楽しみにしていたか、いつかこれを読んだ時にほんの少しだけ理解してくれれば良い。
残念ながら世の中の子供全員が、必ずしもそうではないのかも知れないが、少なくとも、おいらたちは、みらんちゃん、あなたのことを、心底、本当に長いこと、待ち望んでいたんだよ。

産まれてきてくれて、本当にありがとう。
そして無事に産んでくれて、奥さん、ありがとう。

2人とも、死ぬ程愛しているよ。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 『そして父に... 『産まれて2日... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。