はい、もう10月に入っちゃいましたね!(今年もあと3カ月で終わる~~)
で、気も新たに!
最近はめっきり涼しくなってよく眠れますね!寝れば大体の事は治っちゃう^^
お休みの日は徹底的に休みます。昨日も1日中読書。読書の秋ですからね~~。皆さんも普段読まないようなジャンルや読みたかった本なんかをじ~~~っくり読んでみるといいですよ~!
昨日はリリウオカラニやハワイ王国がどのように最後をむかえて行ったかについて読んでみました。
読んでいるうちに自分がまさにそこにいたような感覚になってきました。
温かいハワイ、ハワイアン、移民の人々、王族の方、それらを取り巻く人々・・・。王族が世界を外遊した様子。その意図。
平和だったハワイに対して裏切るように私利私欲に走った外から来た人たち・・・。ハオレ。
1778年にキャプテンクックに発見されてから様々な人たちがハワイを訪れるようになって・・・しかし、そこが楽園だと知ると自分のものにしたくなる・・・。
もてなしの心を持ったハワイアン達は心から温かく受け入れ、分かち合いながら生きていこうとしていたのに、なぜそれでは物足りなかったのだろう?散々恩恵を受けていながらどうしてその人たちに銃を突きつけ、とらえ死刑にして、その土地を強引に自分たちのものにしてしまえるのだろう・・・?
なぜ土地を奪い合うんだろう?カメハメハ1世がハワイ全島を統治するためにもかなりの血が流れた・・・権力の表れなのかそれとも自国の統一を図り更にハワイ王国を豊かで強靭なものにすることだったのか・・・?
それはきっとカメハメハにしかわからないものだったのだろうと思う。・・・しかし彼の想いは遂げられることなく今日に至っている。そして今はアメリカに吸収されアメリカの50番目の州になっている。
ハオレの反逆。もちろんハワイアン達もその弾圧に負けまいと戦いましたが、勢力が違っていました。そこでも血が流されました。
反逆者として逮捕されたほとんどの人たちは死刑という判決を下されたそうです。
中にはお前を助けてやるから友人を有罪にする証言をしろ、しなければお前が刑務所行きだ! と脅迫された人たちもいたそうで、しかし、勇敢なハワイアンは「私の体は刑務所に入れられても、私の魂はそうはいかない」と言った人もいるそうです。
リリウオカラニの兄であるカラーカウア王が外遊先のサンフランシスコで亡くなったのは皆さんも知ってのお話しだと思う。まさか棺に入って王様が戻ってくるなんて誰が想像しただろう・・・。その後国王としての継承者はリリウオカラニ。親しみをこめて皆はLili'u (リリウ)と呼ぶ。
夫、姉妹たち、兄・・・。リリウの周りの全ての信頼のおける家族たちに先立たれ自分の周りには誰もいなくなった・・・。そんな中 アメリカと合併して自分たちの国にしてしまおうと間違った権力を振りかざす人たちにとらえられ、あの美しいイオラニ・パレスの1室に幽閉されてしまった。
リリウが王位を退かなければ逮捕者全員を死刑にしますと、脅迫されながら書類にサインをせがまれたリリウの気持ちはどんなに切なかったのだろう・・・自分が死んでこの国を守れるのなら堂々と死んでいくだろう・・・。
しかし、新政府軍達はもっとも卑怯なやり方でリリウを追いこめ、ハワイを奪っていったのだ。結局リリウはこれ以上のハワイアンの血が流れないようにサインをしました。事実上王位を退く形になりましたが、ハワイアン達の自国を愛する心、偉大な王、王女に対する敬虔な気持ちは変わりませんでした。
「Aloha 'Oe」・・・リリウは何年も前に詞だけは作っていた・・・。その頃は歓迎や親愛を込めた気持ちの歌になるはずだった・・・。
しかし、その後も続いた幽閉生活のなかで曲が作られ・・・この歌はお別れの歌に変わっていった・・・。
さようなら・・・私のハワイ・・・。
「UA MAU KE EA O KA 'AINA I KA PONO」
「正義の下にこの国(土地)は永続する・・・」というような意味のカメハメハ3世が作ったハワイ王国の標語、モットー。今でも生き続けている・・・。とても健全なものだと思う。
ハワイ王国が滅びても魂だけは誰にも渡さない。ハワイアンの鼓動。
それは今も受け継がれている。私はフラを通じてその魂を繋げていけることに心から感謝し、誠実でありたいと願う。
この本を読む前日のレッスンの時にお話しをしていました。私のクラスではお話しがレッスンの事もあります。踊らなくてもそれもフラだと皆が理解しているからです。
その内容について生徒のKちゃんがこれはそれに対するメッセージかも?と思い私に送ってくれたマザー・テレサの言葉。リリウの本を読み終えた私にグットタイミングでした。
私自身にも、皆さんにもこの言葉を分かち合いたいです。
「あなたの中の最良のものを」
人は不合理、非論理、利己的です
気にすることなく、人を愛しなさい
あなたが善を行うと、利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう
気にすることなく、善を行いなさい
目的を達しようとするとき、邪魔立てする人に出会うでしょう
気にすることなく、やり遂げなさい
善い行いをしても、おそらく次の日には忘れられるでしょう
気にすることなく、し続けなさい
あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう
気にすることなく正直で、誠実であり続けなさい
あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう
気にすることなく、作り続けなさい
助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう
気にすることなく、助け続けなさい
あなたの中の最良のものを、世に与えなさい
けり返されるかもしれません
でも気にすることなく、最良のものを与え続けなさい
リリウオカラニに捧げます。
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