フラダンサーに大切なのはピュアな心と果てしなく広がるイメージ力・・・。
そして豊かな心と想い。
先日ハワイで行われたケイキのコンペティション。
Queen Liliuokalani Hula Conpetition2016
純真な彼女、彼らのパフォーマンスを見ると自然とこちらも笑みがこぼれる。
ハワイアンの伝統芸能(芸術)のフラをたまには観賞して原点を見つめなおしてはいかがでしょうか?
中にはきっとクムに言われたり、お母さんに言われているのか^^;??
コテコテに、これでもか!の作り笑顔やオーバーアクションをしているケイキもいるが・・・。
いくらダンスが上手でもこれにはいささか引く^^;
ここに出てくるまでみんなたくさん練習したんだろうな・・・。
楽器もしっかり使えている。
ダンスしながらチャントしているチームもあるけどそれでも声はしっかり出ている。
ステップも安定している。
子どもは学ぶ時にいちいち能書きを作らない。
見て、聞いて、感じて・・・。
クム(先生)のいうことに素直にうなずいて真似をしながら身につけていく。
フラに必要な基本の型を自然に身につけていく。
クム(先生)は生徒の段階を知っている。
生徒の成長に合わせてそれらを提供できるのがクム(先生)なのです。
どんなことでもまず型を身につけることは大事です。
ちっちゃいとか大きいとか関係ない。
小っちゃい子はただのミニチュア版なだけだ。
ダンスとしての基礎力を身につけて、それから段々大人になってたくさんのことを知って、経験もたくさんして・・・。
基礎ができているからこその表現ができてくるのでしょう。
ダンスだけを楽しみましょう!というお楽しみフラを否定するわけではないけれどフラはあくまでもハワイの人たちが大切にしてきた文化です。
自然と共に生きてきて、自然に感謝して祈り、その思いをまた次の世代に伝えてゆく。
根底にはこういうことが脈々と繋がれているのです。
私も長い間ハワイと関わっているのでフラをする上ではこういうことは百も承知しています。
なんせ日本人ですからこれらの意識は多分意識するまでもなく身についているのだと思います。
太陽を見れば当たり前のようにありがとう。と思うし、雨にも感謝する・・・。
心の中できっとみんなつぶやいていると思う・・・。
毎日仏様に向かって今日もありがとうございます。と手を合わせる。
それらのことは大きな声でいちいち説明することでもありません。
なぜなら当たり前のこととしてみんなが知っていることだからです^^
それらを理解したうえできちんと型も身に着けさせていくのです。
それはクム(先生)としての責任です。
それができた上で更に自由なことができるのです。
伝統芸能(芸術)はそうやって日々新しく、古きを守っていくのです。
ケイキのチャンティングの声に癒され、笑顔に笑みがこぼれ・・・。
言葉では伝えられないもの・・・豊かな心をフラを通して身につけたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます