`Olelo： power in itself / 言葉、話の持つ潜在的力

ハワイアンにとって、言語、話すと言う事が、意思や感情を伝達するという以前にもっと深く、多くの意味を持っていると言う事を潜在的に意識しながら、それらを大切に使っているらしい。
文字の無かった頃の彼らのことを考えると、それだけがお互いを理解し、自分が生きているという証になっていったのだと思う。


言葉の持つパワー。それらは破壊や死、許しや癒しをも与える事ができる。
幼い頃に何気なく言われたであろう一言に一生トラウマとして振りまわされてしまったり、何気なく聞いた一言でも勇気をもらう事ができたり・・・。


私たち日本人の言葉はとても美しい。そして表現が一つではなく、複雑に入り組んだ状況、心情などを表す言葉がたくさんある。
ハワイの言葉もその場所、その状況でしか使われない言葉が数々ある。
どこか私達は五感で感じるという部分に似たようなところがあるような気がする。


オリ、（チャント）も様々な用い方をするが、古代ハワイアンは何をする時にも必ずその場、その人にふさわしいオリを自然に唱えていた。オリは祈りだと思う。そして言葉自体が放つパワーとそこから見出せ発生するものがあると自然と知っていたのだろう。
ロミロミをする前の祈り、ヘイアウに入る前の祈り、フラの神様に捧げる祈り、はたまた太陽に対する祈り。私もそういえば色々な状況で祈りをしてきたんだった・・・。
身体の持つ全ての力を（目に見えないものも含め）フルに活用してきた繊細な民族。私も日々の中に祈りを込め、オリを唱え少しでも彼らに近づきたいと願っている。


言葉は言霊。言霊とは言葉に宿っている不思議な目に見えない力。
目に見えないけれど、その力が働き言葉通りの出来事が実際に起こってくるという。
ならば自分を元気付け、癒される言葉を自分にかけてあげよう。
自分が元気になったら人にも分けてあげよう！大切に扱っていってあげよう！


自らが発する言葉によって自分自身がわかる時がある。私ってこんな風に思っていたのか・・・とか今まで気がつかなかった（気がつかないようにしていた）自分に出会えたりする。そんな時は素直になってその言葉と思いを大切にしてあげてほしい。自分の中のほんとの自分・・・。
もし　なりたい自分がいたら大きな声でそれを言ってみよう！必ずそのようになれるから！そしてどんどん人と話してみよう！怖くないから。
話すとことで、自らを解放し、そして周りのものとも融合し、そしたら正しい方向に歩んでいけると思う。
背を向け戦い合うのではなく、表現し、話し合いお互いを許しあおう。更なる英知を求めて。

今日の日曜日は、ゆっくり言葉って何かなー・・・。と考えた日でした。
また明日から始まる１週間、頑張ろうっと！！