現在、専らの主力機であるオリンパスのペンFにはロシア製のレンズ、インダスター5/3.5を着けていますが、まったく以ってこの組み合わせは使い難いです。
バルナックに対応するLレンズを、果たしてハーフ判の一眼レフに着けた場合、その焦点距離がいくつになるのかは知りませんが、とにかくその距離が中途半端。
今まで使った感覚でも、未だ何ミリ相当なのかまったくイメージできません。
広角でないのは明らかだし、背景をボカせるほどの望遠でもない。特に圧倒的にパンフォーカスの世界をぼくは好むので、遠景を(ある程度)切り取ってしまうこのレンズはベストハンドリングとは言えません。
では、なぜそのレンズを使い続けるのか? 答えは2つです。ロシア製というその出自に強い興味を惹かれるのと、特性などを掴むまで使い続けてみたい、というもの。
とにかく使い難い焦点距離で、しばしば投げだしたくなるのですが、そこをグッと堪えるのもひとつのカメラの楽しみ。
最近のデジタル一眼レフカメラに初めから付いてくるWレンズキットなんかなら、すぐにポーンッと投げ出すのでしょうが、インダスターなどが持つ怪しい魅力はそんなものではありません。
36枚撮りを装填して現在46コマが終了。半分は消化しましたがまだしばし、苦行のような辛く、しかしどこか甘美なまとわりつくような東欧の魔力に囚われ続けそうです。
やかん
バルナックに対応するLレンズを、果たしてハーフ判の一眼レフに着けた場合、その焦点距離がいくつになるのかは知りませんが、とにかくその距離が中途半端。
今まで使った感覚でも、未だ何ミリ相当なのかまったくイメージできません。
広角でないのは明らかだし、背景をボカせるほどの望遠でもない。特に圧倒的にパンフォーカスの世界をぼくは好むので、遠景を(ある程度)切り取ってしまうこのレンズはベストハンドリングとは言えません。
では、なぜそのレンズを使い続けるのか? 答えは2つです。ロシア製というその出自に強い興味を惹かれるのと、特性などを掴むまで使い続けてみたい、というもの。
とにかく使い難い焦点距離で、しばしば投げだしたくなるのですが、そこをグッと堪えるのもひとつのカメラの楽しみ。
最近のデジタル一眼レフカメラに初めから付いてくるWレンズキットなんかなら、すぐにポーンッと投げ出すのでしょうが、インダスターなどが持つ怪しい魅力はそんなものではありません。
36枚撮りを装填して現在46コマが終了。半分は消化しましたがまだしばし、苦行のような辛く、しかしどこか甘美なまとわりつくような東欧の魔力に囚われ続けそうです。
やかん