以前の投稿で、「ライトニングホーク(タミヤ)とアバンドン(京商EGG)、どっちがいいのか詳しいひと教えて!」って書きましたが、はい、結局のところ値段の都合でアバンドンのほうを買いました。
理由は、値段以外にはサイズ、スピードですね。
ライトニングホークは1/14scaleとやや小ぶりに対して、アバンドンは1/10scaleとホビーラジコンでは一般的なサイズ。
また、動画の本数がほとんどなく情報少ない中で、タミヤはスピードにHiとLoがあることを知り、しかしHiに切り換えてもかなり遅い印象を受け、逆にアバンドンはscaleスピードで30km/hという表記があったことで決めました。
最も不安なのは、サポート体制ですね。ライトニングホークはタミヤの手厚く永続的なサポートが受けられることがそれとなく解かっていて良かったのですが、アバンドンのほうは京商EGGからの回答が不明瞭で、また、自分が購入してからしばらく経ったらトイステートジャパンというところに扱いが変わったり(トイステートってのは京商の株主らしい)、不安が山ほどあります。
それでも諸条件を吟味し、今回はアバンドンということになりました。
さて、箱に入っている状態はあまりに大きく厄介だったので写真ありません。
早々に箱から出してしまいました。
第一の印象は、そのscale感ですかね。今まで親しんできたトイラジコンと並べてみました。気持ち大きいです。
全体的に足回りが張り出しているバギータイプであるのも関係しているのかもしれません。
ちょっと裸で持ち歩くには抵抗あるサイズ感ですね。
そして、各部の状況。このあたりは、インターネットで事前情報を得られていたので、なんとなくは解かっていました。
何式っていうのか知らないけど、立派に見える足回り。
裏面がフラットで障害物に引っかからないようになっている。皿ビスを使っているところも、経験者いわくポイントだそう。確かにネジ頭が出てたら邪魔だもんね。
2WDなので、タイアは後輪だけブロックパターン。
それぞれに、値段を考えると割かし立派な仕様となっているようです。
それというのも、自分、ホビーラジコンって所有したことがなく、いわゆる業界標準ってのが解からないのです。
でも、インターネットに僅かに上がっている情報を読んでいくと、それなりに本格の中身ということです(あまり購入者がいない?)。
また、これは京商EGGのひとも言っていましたが、アバンドンはscaleが1/10であることから、そこそこアフターマーケットの商品などとの互換が取りやすく、多少の加工が必要になることもあるが、それなりに使える部品がある、とのことなのです。
もちろん、部分的に信頼のタミヤ製品に変えることもできるのでしょう。
ただし繰り返しになりますが、自分、ホビーラジコンの知識がゼロなので、どこがどうなるのかはまったく想像できておりません。
プロポはトリム調整が付いている。でも、その筋に言わせると「しか」らしい。
それと、これも事前情報で得ていましたが、アバンドンは箱には「防水・防塵」と書いてあるのですが、ギヤ部のカバー密閉が甘く、どうやってもそこから浸食するよ、というものです。
安心・信頼のタミヤ製ですら水と泥はNGと言われているのに(新橋店スタッフからの情報)、京商EGGサポート自ら「アバンドンはホビーラジコン未満・トイラジコン以上」と言っているので、まあ当たり前ですけどね。
ほとんどのひとはグラステープかダクトテープで塞いでいるようで、自分は手元にあったアルミテープを使って対処しました。
あと、試しにファーストギヤのカバーを外してみるとまったくグリスが塗ってなく驚きました。
もちろん、Dirtを走らせる場合、多過ぎるグリスはそれ自体が砂などを引き寄せてしまいトラブルの元であることは知っていますが、まるで塗ってないってのは……。
ひとまず手近のグリスを塗布しておきました。
ただ、あとで知ったのですが「デフ」ってのもあるんですか? そこにもきっとグリス塗られてないと思うのです。先にやっておけばよかったー。
というのも、自分、さっそくこのアバンドンをヌッタヌタにしてしまったのです。
さすがに雨の日は走行を控えていたのですが、あがった翌々日くらいに走らせられる時間ができ、まだ一部の路面が乾いてない状態でTRYしたんです。
そしたら、こんなことに。
う~ん、Dirtスタイルのホビーラジコンでこのぐらいの汚れは標準?
昔、相模湖ピクニックランドで見たDirtコースは、モトクロストラックみたく乾いた土での走行だったので、普通はこれNG?
そもそもこのアバンドン、洗車してよいのかも解かりません。よく、トイラジコンだと「生活防水、水洗いOK!」って製品を見掛けますが、アバンドンは本体のスイッチがもう既に水洗いダメそうですし……。
でも、当然ですがこの状態だとギヤカバーを外したり、どうやらその奥にあるらしいデフにグリスを塗ってやる、なんてことはできません。作業中に確実に泥、混入しますもの。
うー。そうっとブラシで下側からゴシゴシやるしかないですかねー。それとも、スイッチのとこだけシールして上から水洗い?
メーカーの言う、防塵・防水がどこまでなのか、ホビーラジコン(しかも未満)未開拓者としては不安だらけです。まあ、いきなり泥に突っ込ませた自分が根源なのですが……。
しかし、止まらなかったしトラブルも出なかったので、案外凄いヤツなのかもしれません。メーカーが謙遜しているだけで(いや、そんなことない。値段が物語っている)。
ちなみに、驚いたのがホビーラジコンって標準の電池(バッテリー)はニッカドで、さらに本機の場合、フル可動での走行時間って「8分」なのですって! なんじゃ、そのエヴァンゲリオン以下の可動限界時間は!!
でも、これは後日タミヤのひとから教えてもらったのが、ニッカドは安全でハイパワーなんですって。アバンドンは、機能的にリポバッテリーというのも使えるみたいなのですが、こちらの電池はリスクあるのとパワーがすこし弱いそうです。
ジャンパーで電池種別が選べるみたい。
amazonでニッカドだけど高容量のバッテリーは手に入りそうなので、本当に8分しか走らないのであれば、買い足そうかと思います。さすがにここは投資します。トイラジコンに慣れていると短過ぎ。ホビーラジコンでは当たり前なのかもしれませんが。
まあでも、ちょろっと走らせての感想は確かに「速い」です。正直、コントロール外です。バコバコ障害物にぶつけてしまい、さっそく壊れないか不安になっています。
あと、「ブレーキ機能」って言うんですかね? 前進加速中にトリガーを逆に押すと「ギュッ」と停車してくれるんですが、そのまま後進はしてくれないんですよね。
この辺り、トイラジコンとはやはり違うようで、後進をしてもらうには一度トリガーをニュートラルに戻してもう一度押さないとダメみたいです。どうもこの操作がまだ不慣れで、狭いフィールドでは走り難いです。
専用のコースでは後進はめったに使わないのですかね。
走れる場所がまだ限られているのと、走行初っ端で運転超下手なんですが簡易的に動画撮影したので、貼っておきますね。観てもらうと解かりますが、確かに速いと思います。
ホビーラジコン未経験者としては、アップアップであります。
トイ・ステート・ジャパン(Toy State Japan) kyosho egg 1/10バギー アバンドン (ABANDON) ラジコン未満・トイラジコン以上
今後は、まず大量に付着した泥問題を考えながら、もうすこし広いフィールドを探して、練習をしてみたいです。
とにかく最近は空き地ってのが減ってしまいましたからねー。校庭は基本、ラジコン禁止だし、河川敷もダメ。これだけはよく耳にする、「ホビーラジコンが売れない・流行らないのはそもそも走れる場所が減ったから」というのが現状ですし。モトクロスと共通項が何気にあって、それぞれに悲しいです。
バッテリーの塩梅を見ながら、しばらくは狭いフィールドで練習してみます。まあでも、愉しいよ
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やかん
お願いします。
ちなみに、モータに付いてるギアで合ってますよね? 素人なので。
https://blog.goo.ne.jp/yakan_dirt-moto/e/7699c5ca6b2cc41e9636777f4aae1e79
お役に立てれば幸いです。
お手数かけてもうしわけございませんでした。