これは、相当前に、静岡駅北口にあったスーパーローカルっぽい100円ショップで買った商品です。
まだ低価格のLEDセンサーライトがメジャーじゃなかった頃のモノで、通常の電球を使っています。
そのためもあってか、100円で買えました(当時の消費税は忘れた)。
買ってから、そのデザインや独特の電球色が気に入っていてずっと使っていますが、ある時、暗くなっても点いていないことに気が付きました。
フィラメント球なのと仕組み上、頻繁なON/OFFがあるため、以前から糸が切れやすくはあり、変わり規格のローソク球はストックしてあります。
「また切れたのかな?」と電球を交換しても点きません。「あれ?」と思ってよく見たら、センサー部の異常に気が付きました。
▲ここに照度センサーが入っています。
レンズごと奥に入り込んでしまっています。掃除機か、コンセント周りで他の機器を触っている時に押し込んでしまったのかもしれません。
ということで、まずはバラしてみます。
▲何気に長いネジで止まっていて、ある意味、保守&保安はしっかりしている、と感じました。
白熱球は機器の裏面見れば解りますが、どうしてもエネルギーロスが多くて、電球自体がかなり熱を持ちますからね。
▲先述のようにフィラメントの断線はどうしても多いです。やはり、切れてもいました。
▲簡単にバラした状態。
照度センサーのレンズ部を押し込んだことで、中で配線同士が接触していて、それで点かなかったようです。
もしかしたら、断線もそれで今回は起きたのかもしれません。
▲便宜的に。
構造上、どうしてもこの部分が接触しやすかったので、絶縁テープで遮断しておきました。
もちろん、照度センサーの位置も修正。
▲諸々、ネジを戻して完了です。物がモノだけに、やはり一応、基準には適合させているようです。
こんな小さな明かりひとつでも、火災原因になることもありますからね。特に、空気が乾燥している時期は。
日本はほぼ木造建築ですし。
▲これでスッキリ元通り。ついでだったので、クリアパーツは綺麗に磨いておきました。
▲どうです、このなんとも言えない淡い柔らかで優しい光。落ち着きます。
正直、ランニングコストで言えば暖色のLEDセンサーライトは100円ショップで今は売っています。100円ではないけど。
消費電力や電球の交換を考えれば、このライトを使い続けること=環境を考えているか? と言われると微妙なところはあります。
ただ、すべてがすべてそれで塗り替えられてよいのか? と思いますし、直せば使えるのに「今、新しいのが100均で買えるや」でいいのかな? と個人的には思っています。
このライトにも、こころやいのちがあります。深刻なトラブルでなければ、すぐに直ります。この先も使えます。それを廃棄する、ってのは正解なんでしょうか?
考え方はひとの数だけ存在しますし、ひとによっては何通りもの考えを持っているので×3かもしれません。
ですから、じぶんはこういう考えでこれからも行くと思います。
せっかく世に出てきたんだから、大切に使ってあげたいじゃないですか。
やかん