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■ライアン・ビロポート選手のKX450Fをなめまわす(KAWASAKI)

2013-11-22 14:21:34 | ダート

 今年の東京モーターショーのカワサキブースに展示された、この車両。

 スーパークロス仕様なのかアウトドア仕様なのかは不明でしたが、しっかりレーサー車両ってものをなめまわして来ました。
 写真を追って見える範囲での考察をしてみたいと思います。


AMAでは圧倒的採用率を誇るARCのレバー。曲がっても折れず、手の力で元に戻せるのが特徴。ピボットタイプを採用しないのが疑問だが、日本でのARC扱いは代理店の問題で個人的にはNG。1度使ってみたいが。


ブレーキマスターシリンダーのキャップ部がブルーアルマイトされているので、アルミ製のパーツを使っていると思われる。効能は不明。


クラッチ側もレバーにARCを採用。それだけ何かアドバンテージがあるのだろう。市販車よりややクラッチアジャスターのダイヤルが大柄に見える。


使用していない、と言われているローンチコントロールだが、スイッチは一応取り付けられたまま。スーパークロス、アウトドアどちらかでは使っているのかもしれません。


フロントサスペンションはショーワのSFF AIR。ブルーアルマイトのクラウンは恐らく削りだしのファクトリー仕様だろう。


プロが乗ると相当負荷がかかるヘッドパイプ周りは、市販車と違うようにも見えるが果たしてどうか?


よくよく見て発見したのが、ラジエーターの容積違い。左側の方が下部に長いのが分かる。大容量にして熱ダレ防止をしているのだろう。


ホールショットデバイスは2個タイプを使用。どういう使い方をするのかは、1個タイプと比べ不明。インナーチューブはチタンコーティングされている。


フロントホイールは、大同のダートスター軽を採用。ここから想像するに、スーパークロス車両?


エンジン下部はファクトリー仕様のカーボン製パーツでかなり広範囲が覆われる。ウォーターポンプ周辺を護るだけでなく、アンダーも保護する。


意外や見逃せないエンジンハンガー部。ファクトリーは何か違うのか、市販車がなかったので比較は出来なかった。


エキゾーストパイプはボムタイプのプロサーキット製RC-4というものを使用。


ステップ部の基部は取替が聞くようになっていて、位置が異なるパーツの用意がある事も予想出来る。ステップ自体はチタン製には見えなかった。


エアクリーナーに繋がるサイドスクープは左右とも貫通した状態。チューニングト共により多くのエアが必要なのが想像出来る。シートはヒダ付き、一部が盛り上がったタイプを採用。


ファクトリーなのでサイレンサーの張り出しが抑えられている、と思いきやかなりの出っ張り。AMAではあまり長さは関係ないのか?


サイレンサー自体はプロサーキット製。型番表記はないが市販品と何か違うのか。エンドキャップはカーボン製。


リアホイールも大同のダートスター軽を使用。スポーク、ニップルに特段何か違う点は見受けられなかった。


 以上、見られる範囲でファクトリー車と思われるKX450Fを仔細に観察してみました。アメリカ人はそもそも人間的に速いから、そんなに参考にならないかな?

 


やかん


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