■カーバッテリー充電のおすすめ

　VW・T-IIのバッテリーを充電しました。
　カーバッテリーというのは、電槽内に集電体となるグリッド(格子)が何枚も収められ、バッテリー液(比重1.280の希硫酸)が満たされています。グリッドは二酸化鉛を塗り込んだプラス極板と、海綿状の純鉛を充填したマイナス極板で構成され、鉛と硫酸の化学反応により電力が発生します。この化学変化の過程で、電力の核となる極板+鉛がどうしても傷んでいき、さらに充電不足の状態が長く続くとこの傷みの進み食いは加速します。
　さらに、最近のクルマは燃費向上の一環で(詳細省く)充電を制御するものが多く、どうしても放電気味になりやすいです。そういった事もあり、可能であればこのように、専用の充電器を使ってたまにメンテナンスをしてやるのが望ましいです。物にもよりますが、こういった製品にはただ充電をするだけでなく、バッテリーが一番いい状態になるよう調子を整えてくれる機能があり、元気になりますし寿命も延びます(写真のは簡易型)。ぼくのVW・T-IIは正直、オルタネーター(発電機)が初期の性能を維持してない可能性が大きいので、特に効果があります。
　充電器の電力供給は普通の100Vコンセントを使うので、集合住宅のような環境では×ですが、もし自宅駐車場で側にコンセントがある恵まれた環境にお住まいの方は、ぜひ使ってみてください。
　始動の調子の良さで、誰もがその効果を実感できるはずです。

やかん