先日、修理を終えてようやく再ライドが出来ると期待した我がKX80-II。1998年モデルというもはや10年落ちを過ぎてしまった老朽機。小排気量機ですが歴としたレーサー(モトクロッサー)で、この手のマシンは普通は10年も乗りません。エンジンパワーが凄まじいだけに各部の傷みが激しく、定期的にレースに出場しているような人は毎年買い替え、そうではないアマチュアライダーでも2~3年で買い替えるのが通例です(しっかり整備をしても)。なので、ぼくのマシンはもうあっちこっちボコボコ。もちろんその10年で、転倒させたりすっ飛ばしたり空中でぶん投げた回数は数知れず。
そんなで、先日の走行でとうとう完璧に走行不能となりました。お昼ご飯前の最後の走行で、チェーンがスプロケット(ギア歯)から脱落。押して戻ってきて修理に格闘し、昼を食べてから午後の走行に。ところが、今度はいきなり一周目でまたもやチェーンが脱落。結局、この日走れたのは午前中だけ。走りに行ったというより、オートバイをコースの奥深くから押し戻しに行ったような1日でした。暑いし不毛だった……。
この2度のトラブルはリアホイールの半壊が原因でした。ハブベアリングは生きていましたが、スプロケットを固定するスタッドボルトの内、2本が全壊。これでスプロケットが正常に固定されなくなり、チェーンが脱落したようです。このスタッドボルトはハブに予め埋め込まれているもので、打ち直しは困難だし、2本のうち1本は根本が長年の疲労で完全に横に拡がっていて修理困難。リアホイールはアッセンブリーとして、ハブだけの完成品と、ホイール全体の完成品が用意されていますが、当然、ホイールコンプリートは恐ろしく高値です。ハブの完成品を購入して、今のホイールからリムとスポークを移植するのが最低価格プランですが、いくつかのスポーク(+ニップル)は固着して外れないはずなのでこれは買い直し。この方法でも、5万円ぐらいはかかるという見積もりです。
また、直前にステムベアリングとフロントスプロケット廻りの修理&交換をしているので、この出費のダメージが引かないうちの新たなトラブル、という事態。最近、急に駆動系が立て続けに壊れ始めていて、つまりもはや車体が限界を超えてしまっているのです。
このままKX80-IIを廃車にしてしばらくモトクロスはお休みしたいとも思いますが、先週のアタマに年末レースに出場する約束をしたばかりで、そうもいかない事情があります。
今回のようなケースで各部に修理投資をし続けて今シーズンは乗り越えるか(必ずまたどこかが限界を迎えます)、いよいよ、4ストロークのKX250Fを中古で買うか。でも、こちらのプランだと今度は最低30万円は必要です。うーん、勘弁して欲しい。ムリです……。そうは言ってもこのまま修理を続けてもすべてをフォローは出来ず、行った先でいきなり撃沈という可能性もあり、その日一日がダメになってしまう事も考えられます。それはそれで避けたい厄災。機関も現在、診断中でゴザイマス。
今回のリアホイールお陀仏前、ステムベアリングの交換をしました。緑色のフレームとハンドルブリッヂの中間にある銀色のリング状の物です。
これが交換した、古いステムベアリング一式。完璧、錆びてます。真っ赤です。長年の使用で摩耗も激しく、締めても締めても固定がダメでした。
上で紹介したステムベアリングの交換中に、今度は、フロントスプロケット(歯)の摩耗に起因するトランスミッション内部からのオイル漏れ問題が発覚。スプロケットとオイル漏れの根源であるOリングを交換しました。チェーンが濡れ濡れなのは、漏れ出していたエンジンオイルなんです。
そしてチェーン脱落の図。これは1回目のもの。スイングアームは激しく傷付くし、チェーンスライダーも巻き込まれて二重に折れ曲がってエライことに。このチェーンスライダーはゴム製の物なのですが中に鉄芯が入って、元に戻すのがとにかく大変。2度目の脱落&リアハブ破損はあまりのショックに写真を撮るのを忘れました。
やかん
そんなで、先日の走行でとうとう完璧に走行不能となりました。お昼ご飯前の最後の走行で、チェーンがスプロケット(ギア歯)から脱落。押して戻ってきて修理に格闘し、昼を食べてから午後の走行に。ところが、今度はいきなり一周目でまたもやチェーンが脱落。結局、この日走れたのは午前中だけ。走りに行ったというより、オートバイをコースの奥深くから押し戻しに行ったような1日でした。暑いし不毛だった……。
この2度のトラブルはリアホイールの半壊が原因でした。ハブベアリングは生きていましたが、スプロケットを固定するスタッドボルトの内、2本が全壊。これでスプロケットが正常に固定されなくなり、チェーンが脱落したようです。このスタッドボルトはハブに予め埋め込まれているもので、打ち直しは困難だし、2本のうち1本は根本が長年の疲労で完全に横に拡がっていて修理困難。リアホイールはアッセンブリーとして、ハブだけの完成品と、ホイール全体の完成品が用意されていますが、当然、ホイールコンプリートは恐ろしく高値です。ハブの完成品を購入して、今のホイールからリムとスポークを移植するのが最低価格プランですが、いくつかのスポーク(+ニップル)は固着して外れないはずなのでこれは買い直し。この方法でも、5万円ぐらいはかかるという見積もりです。
また、直前にステムベアリングとフロントスプロケット廻りの修理&交換をしているので、この出費のダメージが引かないうちの新たなトラブル、という事態。最近、急に駆動系が立て続けに壊れ始めていて、つまりもはや車体が限界を超えてしまっているのです。
このままKX80-IIを廃車にしてしばらくモトクロスはお休みしたいとも思いますが、先週のアタマに年末レースに出場する約束をしたばかりで、そうもいかない事情があります。
今回のようなケースで各部に修理投資をし続けて今シーズンは乗り越えるか(必ずまたどこかが限界を迎えます)、いよいよ、4ストロークのKX250Fを中古で買うか。でも、こちらのプランだと今度は最低30万円は必要です。うーん、勘弁して欲しい。ムリです……。そうは言ってもこのまま修理を続けてもすべてをフォローは出来ず、行った先でいきなり撃沈という可能性もあり、その日一日がダメになってしまう事も考えられます。それはそれで避けたい厄災。機関も現在、診断中でゴザイマス。
今回のリアホイールお陀仏前、ステムベアリングの交換をしました。緑色のフレームとハンドルブリッヂの中間にある銀色のリング状の物です。
これが交換した、古いステムベアリング一式。完璧、錆びてます。真っ赤です。長年の使用で摩耗も激しく、締めても締めても固定がダメでした。
上で紹介したステムベアリングの交換中に、今度は、フロントスプロケット(歯)の摩耗に起因するトランスミッション内部からのオイル漏れ問題が発覚。スプロケットとオイル漏れの根源であるOリングを交換しました。チェーンが濡れ濡れなのは、漏れ出していたエンジンオイルなんです。
そしてチェーン脱落の図。これは1回目のもの。スイングアームは激しく傷付くし、チェーンスライダーも巻き込まれて二重に折れ曲がってエライことに。このチェーンスライダーはゴム製の物なのですが中に鉄芯が入って、元に戻すのがとにかく大変。2度目の脱落&リアハブ破損はあまりのショックに写真を撮るのを忘れました。
やかん