台湾大好き

2016/02/01から90日滞在予定。

マレーシアの旅

2020年08月28日 | 旅行
2002/04/18
眼が覚めて私はすぐ体の異常がないかお腹を探ってみてもなんともないので実
験は成功のようだ。ダイヤモンド プティリイホテルは朝食付で210,31リンギットで
この環境の値段にしてはとても安く感じた。AM10で玄関での待ち合わせであった
が、ホテルのロビーに座っていると彼がニコニコしながら隣に腰を下ろしてグット
モーニング、彼の名前はkun(クン)。これから彼の車でテンプル観光に出かけるこ
とになった。FM放送からコピーしたカセットの音を鳴らすと陽気な彼はこのリズム
にのって楽しんでいる。この曲はマレーシアの歌なのかを聞くと彼はヒンズーと答
えた。彼の片言の日本語と私の片言の英語で何とか会話が出来て彼は奥さんと

子供の三人家族で生活も苦しいがクワランプールなどの都会には出て行くことは
ないと言っている。僕はずーとここで生活するのだと。二箇所のお寺を回ったとこ
ろで休憩となり、椰子のジュースをご馳走すると言う。おばさんがナタを振りかざ
して要領よく穴をあけそこへストローを差し込みテーブルの上に置き、さーどうぞ
召上れ。ほんのりとした甘さで木陰の下で飲む椰子のジュースは暑さを忘れさせ
てくれる。クンはおばさんに何か言っている。例のナタで飲み干した梛子の実
を半分に切りスプーンを差し出した。実の中の白いところをすくって食べてみると

これがとても甘くて美味しいのである。沖縄で椰子のジュースは飲んだことはあっ
たが中の実まで食べたことはなくこんなに美味しいとは知らなかった。もう二箇所
のお寺を回るというので付き合うことにしたが彼には申し訳ないが私には興味が
ない。お寺といっても英語とマレー語と中国語で書いてあるのだ。ここではチャン
ポンでいけるようだ。私はふと思い出した、そうだまだお土産を買っていないことを。
クンに何か良い物がないか尋ねると蝋染めのハンカチ・スカーフ・シャツ・上下の
服・ドレスの製造元を知っているので案内するという。願ってもないことで、マレー
シアでは銀食器が有名なのだが重いし値段も高いので子供たちにシャツでもと思
い連れて行ってもらうことにした。蝋染めの工場の中を案内してもらい暑い工場

の中でしかもどろどろの熱い蝋を布地に書き込んでいく作業は大変なものであ
る。クンは馴染みらしくおしゃべりに夢中でなかなか品物のところに案内してくれ
ない。クンは時計を指差してどうも値段を決定できる責任者がもうじき帰って来る
そうで、そうこうしていると品物を見せるので案内するというのでその人について
いく事になった。体育館ほどの広い部屋に何千着も掛けているところに案内され
て眼写りしてなかなか決断できないでいると工場の人がハンカチを勧めたのでス
カーフとハンカチを二十枚ほどとシャツを3枚買ったがシャツの寸法が一律でLL
なのであるがまあいいかと思い買い求めもっと安くしてほしいと交渉していると
包装はどうするのかと言うのでそのままで大きな袋に入れて包装紙をつけてく

れれば良いというと少し負けてくれたのである。これなら軽くてこんなデザインは
日本にはないので良い買い物であったと思う。工場を後にして空港に向かう途中
喉が渇いたのでお店に立ち寄ると言う。どんなものが出てくるのかと思っていたら
かき氷に中に何か入っているのだ。かき混ぜて飲んでみると甘いのだが中に入っ
ている具を見てたまげてしまった。かき氷にぜんざいにご飯にうどんにトウモロコ
シにトコロテンにフルーツに甘いシロップがかかっていると思えばよい。複雑な味
だが暑いこの気候では食事は喉を通らないのだろう。これなら冷たくて甘くてする
すると食べることが出来る。観光と食事と工場案内までしてもらって60リンギットで
は気の毒で私はもう50リンギットをチップとして渡してクンとお別れをして空港の
玄関をくぐった。

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