台湾大好き

2016/02/01から90日滞在予定。

マレーシアの旅

2020年08月25日 | 旅行
2002/04/17
まだ頭がぼんやりとしていたが眼が覚めて十分ほどすると段々と気分も落ち着
いてきた。さあ今日は念願のシラッツを見ることができる。開演は二時ごろと聞
いていたのでそれまで町の探索をすることにした。コタパルから列車でクワラン
プールに行くにも時間が合わないので飛行機で行くことにしたので切符を買い
に行ったが、困ったことにJCBが使えないのだ。VISAしか駄目らしいのでキャッ
シュに替えに銀行に行く事になった。銀行の窓口にはタイ人らしい若くて明らか
にオカマなのである。100弗をリンギットに変えるだけなのに40分ばかりも待たさ
れるので早くしてほしいと思うのだが言葉がなかなか出てこないのだ。仕方がな

いのでその横にいるライフルを肩にかけているガードマンと片言でしゃべりりな
がらお土産に日本の五円玉をプレゼントするととても喜んでいた。穴の開いた
硬貨は見たことがないのだ。やがてミスターとの声であのオカマがMR札をカウ
ンターに差し出したので数えもしないでポケットにねじ込み急いで銀行を飛び出
した。いくら田舎であっても時間がかかりすぎである。しかしここではこれが当た
り前なのかもしれないなあと思いながら市内の散策へと出かけたのである。
あまり暑いのとリッュクサックが重いので輪タクに乗ることにした。歳は70才は
超えている様で上り坂になるとなんだか申し訳ない気持ちである。やがて国立
のシラッツの建物が見えてきた。中に入っても誰も居ないので食堂で聞いてみ

ることにした。開演は二時を過ぎるようでそれならここで軽い食事をして待つ事
になった。例のごとく魚のフライトと鳥の唐揚げや野菜などをライスの上にトッピ
ングしてその上からルーをかけて頂いた。スープと冷たいお茶をとっても5リンギ
ットもかからない。外国人用のレストランで食べるのが一番高い値段なのだ。
やがて何台かの車が入ってきて準備が始まった。この時間になってくると観光
客たちがグループごとに集まってきて、建物の中はみるまに大勢の人垣ができ
た。シラッツの前にこちらに集まって下さいと言うのでそちらを見ると、日本で言

うとコマとか蹴鞠などの子供の遊び道具を紹介をしていて結構外人さんはコマを
回して喜んでいた。この施設で働いているのはどうもボランティアであるらしい。
隣の建物には楽団が入ってきて、鳴らしながら調整をしている。シラッツというマ
レーシア拳法は格闘技の原型であって、しかもマレーシアから中国に渡って中
国拳法となり、モンゴルに渡ってモンゴル相撲になり、タイに伝わってタイ式キッ
クボクシングになるという経過があり、言わば格闘技の祖先と言えるものなの
だ。マレーシアはイギリス・オランダなどをはじめとしていろいろな国から戦略さ
れ植民地化されてしまい、シラッツという格闘技は禁止されてしまった。今では
音楽に合わせて行う踊りにも似た形式になっている。毎週定期的にに無料で公
開されている。

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