GWに予定していた大峰・奥駆縦走を中止して、行くあてもなく体を持て余していたところ、お誘いがあり、日帰りで京都府と福井県の県境に近い、芦生の京都大学演習林の中にある小野子西谷を遡行し、尾根まで出るコースを行くことになりました。
・2011. 5. 4(水)
・男性3名
・晴れときどき曇り
・日帰り(行動時間7時間46分)
8:30 京大演習林ゲートからスタート
軌道あとには入らず、右岸を行くと、地元の子供専用のキャンプサイトを抜けて小野子西谷に入ります。
キャンプサイトの管理人らしき方が、話しかけてこられ、「小野子東谷のほうが滝があって面白い」と教えてくださり、次回の楽しみとする。
穏やかな流れで、30分ほどで東谷の出会に至りました。
川岸の白いのは残雪です。
少し谷らしくなってきました。
気持ちの良い谷
原生林だけあって巨木が多く見られます。
こんなに雪が残っているとは想像していませんでした。「想定外」です。
いよいよ谷の詰めです。傾斜も急になってきました。
同じところで登ってきたところを振り向いた。沢の詰めは一気に高度を稼ぐ。この谷の入り口で3つの谷が合流しており、方向から真ん中を選択したが、一番倒木が多く内心ではみんな避けたかったところだと思います。
コンクリの堰堤が見えてきた、と思ったら林道でした。
13:07 林道に上がって上を見上げるとまだ先があります。ブナノ木峠(頂上)はまだこの上ですが、直登するのはきつい、と林道を迂回して尾根の先端から登ることにしました。
尾根の先端です。正式なルートはなく、強引によじ登る。
その上に咲いていたイワカガミ。
13:46 ブナノ木峠(頂上)
ここからは、踏み跡があり、インストラクターに連れられて20人くらいの人が登ってこられました。
コブシ
14:26 ケヤキ坂~ここからは林道を歩いて京大演習林のゲートまで約2時間です。
先ほどのパーティのバスが待機していました。
16:16 芦生に無事帰還。
このゲートの少し手前でバスが追い抜いて行きました。
反省。川に2回落ち、胸ポケットに入れていた携帯電話を濡らしてしまいました。すぐ、バッテリーを外し、丸24時間乾かし、事なきを得ましたが、防水型の携帯電話にしなければ、と思いました。しかし、不思議なことに腰につけていた万歩計も濡らしたのですが、なんともなく動いてくれています。
ちなみに、万歩計の歩数は22940歩、距離17.2kmでした。
おまけ:同行者の渓流靴のフエルト底がめくれてしまい、紐でくくったり、マジックテープで留めたりの応急処置も役立たず、大分上流だったので通常の靴に履き替えて事なきを得ましたが、ひとつ間違えば命取りになるところでした。